Amazonには出品者として守るべきルールがいくつもあり、Amazonはサービス向上のために年々厳しくなっている傾向にあります。
そして最近では「出品数制限」として
商品の出品数にも適用されるようになりました。
この出品数制限は新規に販売者として出品する際には特に気をつけたいポイントです。
今回はそんなAmazonでの出品数制限の内容と対策について紹介します。
Amazonでの出品数制限とは?
Amazonで販売すべく出品者アカウントを登録して、ショップを開店。
「よーし、出品しまくるぞ!」
と思って何品も出品しようとしたけどエラーが出てしまう・・・。
最近このような投稿をAmazonセラーの方のブログやフォーラムを拝見していると見かけます。
具体的にどのようなエラーメッセージが表示されるのかというと
「短期間に多く出品したため出品数制限を制限します」
このような内容です。
以前はカテゴリー別で出品できる、
できないといった制限はあったものの、
出品数においては特に制限なく出品することができました。
しかし、冒頭でも触れたように最近になって出品数に制限がかけられました。
具体的には2017年の8月以降に作成されたアカウントが対象となっています。
制限がかかる出品数については販売者によって異なるようで、情報収集をしていると11品目~1000品目と開きがあります。
これは出品者用アカウントを取得してからの期間によって左右されるのではないかと考えられます。
新規で利用されている方であれば10品前後で最初の制限がかかってしまう方がほとんどでしょう。
この出品数制限は1件ずつの出品、
あるいはまとめてアップロードしての一括登録など手段を変えても出品に制限がかかるようになっています。
Amazon出品数制限が設けられた理由とは?
Amazonガイドラインには出品数制限に関連する項目には下記のように記載されています。
お買い物の利便性を維持するため、Amazonで一定の販売履歴がない出品者は、1週間に出品数が制限されています。売上が増えると、この上限数も増加します。売上を今すぐ増やしたい商品を優先的に出品することをおすすめします。
(引用元:商品詳細ページ(ASIN)の新規作成に関するポリシー)
このような出品数制限がかけられた背景には
無在庫販売をしているセラーがいることが大きく起因していると考えることができます。
今回の出品数制限はカスタマーの満足度をあげるためですので無在庫販売ですと、どうしてもお客さんの手元に商品が届くまでの期間が長くなってしまいます。
そうなると顧客満足度が下がってしまいますので、上記のような販売者に対してAmazonが対策をしたといえます。
Amazonでの出品数制限への対策
それでは出品数制限に対して今後どのように対策していけばよいのでしょうか。
実は、この出品数制限は
1週間ごとに制限の上限数が解除されるようになっています。
具体的なタイミングはというと「毎週日曜日の午後」です。
今後のサイクルとしては
「出品する→上限に達する→一週間後に解除→出品する…」
このような流れの繰り返しで自身のアカウントの出品数のキャパシティが増えていきます。
つまり実績を積めばつむほど、出品可能数が増えていくという仕組みになったということです。
海外にあるオークションサイト、eBayのように徐々に出品者のレベルを上げていくイメージですね。
出品者の経験を考慮してAmazon内の販売範囲を制限するのは合理的ですが、一気に売上を上げたい出品者にとっては足かせですね。
その他の出品数制限への対策はある?
前項でお伝えしたのが出品数制限に対処する基本的な方法ですがもう一つ、テクニカルサポートに電話することでも制限を緩めることができます。
「出品制限がかかっているため、出品できずに困っています」
といった内容を伝えると制限が若干緩くなるとの報告がありました。
さらにあわせて具体的な出品数も伝えるとサポートも対応してくれるかもしれません。
また、これは推測ではありますが、FBAの利用の有無も解除される出品数に加味される可能性が高いです。
FBAとはAmazonの配送システムを利用することで、より顧客に商品をできることができるサービスのことです。
↓FBAに関してはこちらの記事を参考にして下さい。
もし、まだ利用されてない方は近いうちに導入を検討してみてはいかがでしょうか。
複数アカウントの利用は控えるのがベスト?
出品数制限の対策方法についていくつかお伝えしましたが
「そんなことしなくても、別のアカウントを取得すればいいんじゃないの?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、今後Amazonで販売していくにはマイナンバーの提出が義務付けられる可能性が多いにありえます。
複数アカウントでの運用はAmazonの規約に違反しますので、マイナンバーを提出して紐付けられた際は停止処分をくらってしまう可能性が高いです。
現状でサブアカウントを作れたとしても、近い将来にさらにルールが厳しくなった時のことを考えると控えておいたほうがよいです。
まとめ
新規に出品している方にとって、販売したいのにできない状況はなんとも歯がゆいですよね。
また、無在庫販売や大量に出品する予定の方にとっても今回の出品数制限はかなりの痛手といえます。
ルールが厳しくなったことで売上拡大までの時間がかかる分、対応に力をいれて評価を上げることに注力していきましょう。