ハーバライフという会社をご存知でしょうか。
栄養補助食品やスキンケア商品を取り扱っている会社で、ネットワークビジネスの1つとしても有名です。
ハーバライフを副業として稼いでいる人もいますが、ハーバライフは副業としておすすめはできません。
本日は、なぜハーバライフが副業としておすすめできないのか解説します。
ハーバライフとは?
先述の通り、ハーバライフは栄養補助食品やスキンケア商品を取り扱っている会社。本部はアメリカにあり、日本にも支社があります(ハーバライフ・オブ・ジャパン)。
商品の多くがハーブと科学を調和させた自然由来で体にやさしい成分となっている事が特徴です。
値段設定は少し高めですが高品質と評判で、特に大豆プロテイン「フォーミュラ1プロテインドリンク」は人気があります。
あまり日本では馴染みがないのですが、スーパースターのクリスティアーノ・ロナウドがスポンサー契約を結んでおり、世界的にはかなり有名で、ネットワークビジネスにおける売上ランキングは世界3位(2018年)となっています。
ハーバライフでどうやって稼ぐの?
ハーバライフでは「ハーバライフ・ビジネス」として、俗にいうネットワークビジネスで稼ぐ事ができるようになっており、副業としてやっている方もいます。
アムウェイと同じような会社、といえばわかりやすいでしょうか。俗にいうねずみ講、マルチ商法ですね。
稼ぎ方としては、まず自分がディストリビューター(売り子)として登録し、友人や知り合いにハーバライフの商品を売ったり、自分と同じくディストリビューター(ネットワークビジネス)に勧誘します。
自分が勧誘した友人は自分の「子」となり、その友人が他の人を勧誘して成功すると、その知り合いは自分の「孫」に。その「孫」が更に他の人を勧誘して成功すると、その人は自分の「ひ孫」となります。
「子」「孫」「ひ孫」が誰かに商品を売って売上を作ると、その売上の一部(〇%)が自分の収入になる、という仕組みです。
つまり、自分の下に付けた人数が多ければ多いほど、稼げる金額も大きくなるというわけです。
ある程「子」以下の人数が増えると、連鎖的に稼げるその人たちが勝手に稼いでくれる事になるので、自分が一切活動しなくても稼ぐ事ができます。
マンションやアパート等の家賃収入や印税のように、「権利収入」として稼ぐ事ができるわけですね。
ハーバライフが副業としておすすめできない理由
高品質の商品を取り扱っており、副業として頑張り次第では権利収入にもなり得るハーバライフですが、副業としては正直おすすめできません。
その理由について解説します。
友人から距離を置かれてしまう原因になる
はっきり言って、友人や知人を勧誘してお金を稼ぐというネットワークビジネスの仕組み上、ハーバライフやその会員に対する評判は非常に悪いです。
どんなに自分ではれっきとしたビジネスだと思っていても、世間の「マルチ商法」「ねずみ講」というイメージを覆す事は容易ではありません。
特に近年アムウェイを筆頭にネットワークビジネスに対する世間の風当りは強く、勧誘された側の友人からは徐々に距離を置かれる事になるでしょう。
ネットワークビジネスを通して、ネットワークビジネスの界隈では新しい仲間ができるので「自分には仲間がいる」と錯覚しがちですが、そのコミュニティ以外の人や、古くからの大切な友人を失う事は避けられません。
また、例えこのビジネスをやめたとしても、「ねずみ講に勧誘してくる人」というイメージがずっと付いてしまったままになります。
友人を失ったり距離を置かれる覚悟があるなら始めてもいいのですが、友人を失いたくないのであればやめておいた方がいいでしょう。
そもそも稼げない
信用や友人を失う以前に、ビジネスとして稼げません。
上記のようにネットワークビジネスは世間的にイメージが悪い為、友人や知人を勧誘したところで失敗する事の方が多いです。
大半の人は、あなたが「ネットワークビジネスをやっている事」がわかった瞬間、距離を置くようになります。
また、「ハーバランドだけで年収が1,000万円を超えた」「副業の方が本業よりも稼げるようになって脱サラできた」と言っている人もいますが、それはピラミッドの頂点に君臨する一握りの人だけで、ほとんどの人は雀の涙程度しか稼げません。
この類のビジネスで稼げる人は元々人脈が凄かったり、営業力が高いでしょうから、恐らく他の仕事をしても成功しているはずで、ハーバランドである必要はないのです。
信用を失い、友人を失い、お金まで稼げないとなると、やっている意味がないどころか取返しの付かない事になりますよね。
片足でも突っ込むと周りから「あの人はやっている」というイメージを持たれてしまいますから、最初から始めない方がいいです。
まとめ
本日は、ハーバライフが副業としておすすめできない理由について解説しました。
ハーバライフは夢の権利収入を得られるチャンスにもなりますが、世間的にイメージの悪い「ねずみ講・マルチ商法」なので、大切な友人を失うきっかけになってしまいますし、そもそも稼ぐのが難しいので、おすすめできません。
リスクに対するリターンが期待できませんので、「副業から少しずつ」でも始めないのが一番です。
副業として始めるのであれば、アフィリエイトや輸入販売、クラウドワークス等のネットビジネスがおすすめです。
「ネットワークビジネス」と名前が似ているので混同されがちですが、全く性質の違うビジネスですし、少なくとも友人を失う事はないでしょう。
それでもハーバライフ等のネットワークビジネスを始めたいと思っている方は、本日解説したリスクをしっかりと理解してから始める事をおすすめします。