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ペイドリンクをSEO対策として活用するのは危険!その理由を徹底解説

業種を問わずWEBサイトの運営をしている方は、SEO対策の一環としてペイドリンクという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

特にSEO対策を外部の企業に依頼している場合に聞く機会が多いようです。

しかしよく聞く割にいまいち内容を理解できず、言われるがままに導入してしまったというケースも多いかと思われます。

今回はそんなペイドリンクとは何か、どのような効果があるのかなどについて解説していきます。

ペイドリンクって何?

ペイドリンクとは、その名の通り金銭を支払って設置されたリンクのことです。

SEO対策を外部の企業に依頼している場合は、その企業に代価を支払って、自社のWEBサイトのリンクを企業の用意したサイトに貼ってもらうような形になります。

なぜこのようなことをするかというと、検索エンジンの評価に被リンクの数があり、多くの被リンクがあるのは有用なサイトに違いない、という判定を下すためです。

検索エンジンの評価が高いと、検索結果の表示順位が上になり、より多くの人に見てもらいやすくなるために、お金を払ってでも被リンクを増やそうとするというのがペイドリンクの仕組みです。

もともとリンクは他のサイト運営者から良いと思われたために貼ってもらえるものですので、ペイドリンクは自作自演のリンクと言えます。

また、似たようなもので相互リンク集、別名リンクファームとも言いますが、こちらは自社のサイトをサービスに登録するとそのサービスに登録されているサイト全てからリンクが得られるというものがあります。

なお、これらのように検索エンジンの評価の穴を突くようなSEO対策をブラックハットSEOと呼び、不正に表示順位を上げるものとされています。

ペイドリンクは検索エンジンから嫌われる!

検索エンジンの評価はアルゴリズムによって行われますが、精度が低い時代があり上記のようなブラックハットSEOで簡単に表示順位が上昇することもありました。

しかし、検索エンジンはあくまでユーザーの利便性を高めることを目指しており、質の低いサイトが不正に上位に表示されることを嫌がります。

ペイドリンクも例外ではなく、現在ではペイドリンクを見抜くアルゴリズムが開発されているため、せっかくお金を払ったとしても検索順位が上がることはありません

それどころか表示順位の不正な操作とみなされてペナルティを課せられる場合もあります。

ブラックハットSEOを行うサイト運営者が多い理由

上記の通り、以前までは不正な操作で簡単に表示順位を上げることができたので、いまだにそれが忘れられないケースや、ブラックハットSEOばかりに頼ってきたため、他のSEO対策を知らないケース、そもそも知識がなく委託企業の言いなりになっているケースなどが考えられます。

しかし、アルゴリズムがどんどん発達している中でブラックハットSEOを行うサイトは淘汰されていくのは目に見えていますし、もし今SEO対策を検討中であれば一時的な成果ばかり求めるのではなく、根本的な対策をおすすめします。

ペイドリンクに頼らない正しいSEO対策とは

WEBサイト運営にかける労力や時間が惜しいのはわかりますし、簡単に成果が出るSEO対策に飛びついてしまう気持ちを一概に責めることは難しいのですが、それでも根本的な対策が求められる時代です。

ルールを遵守し、検索エンジンに正当に評価されるサイトの作成こそが、ユーザーにとって価値のあるものとなり、より大きなリターンを得ることに繋がるのです。

ユーザーにとって価値のあるサイトの定義としては、「ユーザーの役に立つサイト」というものが一番メインとなります。

ユーザーの求める情報が載っている、悩みを解決してくれる、そんなサイトが役に立つものでしょう。

また、それだけでなく信憑性も求められますので権威ある専門家が運営していたり、情報の出所が明確だったりすることも重要です。

他には何度も訪れたくなるようなサイトも価値あるサイトと言えるでしょう。

ただし、より多くの人に見てもらいたいと言っても全ての人に受け入れてもらう必要はありません。

あくまで運営するWEBサイトのターゲットとなる層に狙いを絞って、その中でどれだけ多数に届けるかを考えるのです。

手間も時間もコストもかかるやり方ではありますが、何度も述べているように一時的な成果を出すSEO対策はいずれ検索エンジンのアップデートによって無効になっていきます。

それであればいたちごっこを繰り返すよりも、質のいいサイトを構築した方が最終的にはお得となるでしょう。

まとめ

ペイドリンクとは、対価を支払い不正にリンク数を稼ぐことですが、このような不正な操作はブラックハットSEOと呼ばれ、グーグルなどの検索エンジンでは禁止されている行為です。

そのため、検索結果の表示順位が上昇すると言われても安易には採用しないことが求められます

また、近年ではWEBサイト運営におけるSEO対策は細分化、複雑化していっており、数多くの手法が存在しますが、情報格差を利用して儲けようとする企業が後を絶ちません。

知らずにいるとそういった企業の営業マンに不正な操作を用いたブラックハットSEOの売り込みをかけられ、代金は支払ったものの効果が現れないなんてことにもなりかねません。

もちろんSEO対策だけでWEBマーケティングが完結するわけではありませんが、運営する立場である以上、知識のアップデートが必要です。

あくまでユーザーの目線に立った健全なサイト運営を心がけましょう。

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