副業のポイント

個人向け国債は副業とは?始め方、メリットやデメリットも解説します

個人向け国債をご存知でしょうか。
聞いたことはあるけど、どれくらいリスクがあるのか気になっている方もいらっしゃると思いますが、実は近年、副業として個人向け国債を始める方が増えており、大変注目されています。
本日は個人向け国債の始め方やメリット、デメリットについて解説していきます。

個人向け国債って何?


個人向け国債とは、「個人が国に貸したお金の証明書」です。
日本国債同様、国(政府)が発行している債券で、個人向け国債は1965年に初めて発行されて以降、1度たりとも元本割れや利払い遅延が発生したことがありません

財務省の2017年9月時点の「国債広告の効果測定に関する調査委託業務」によると、個人向け国債のもっとも大きな魅力は「元本割れのリスクがない」という点で、主にリスク分散を目的として購入されています。

個人向け国債には「固定金利3年満期型」「固定金利5年満期型」と「変動金利10年満期型」の3種類があり、銀行や証券会社より購入する事ができます。
金利は、「固定金利3年満期型」は基準金利-0.03%、「固定金利5年満期型」は基準金利-0.05%、「変動金利10年満期型」は基準金利×0.66%、です。※2018年3月現在

基準金利とは国債などの利子計算のために使用される金利で、基準金利から差し引かれているため、「マイナス金利になるのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、金利の下限は「0.05%」に保証されており、絶対にマイナス金利になることがありません。

以上の点から、とてもリスクの低い投資といえるでしょう。

個人向け国債の副業の始め方

リスクが低いという点で魅力的な個人向け国債ですが、実際にどのように始めるのかみていきましょう。

実は、国債はいつでも買えるわけではなく、募集している期間内のみ購入可能となっております。国債が発行されている定まっていない為、財務省HPより発行スケジュールを確認することをおすすめします。

尚、国債を買える期間になったとしても、財務省HPから購入できるわけではありません。

国債は銀行や証券会社等の金融機関で購入する事になりますが、店に足を運んで購入するのが面倒だと感じる方は、ネット証券でも購入が可能です。
ちなみに個人向け国債の購入金額は最低1万円から1万円単位で、購入限度額がありません。

購入する際には手数料がかかりますが、買付手数料が無料の証券会社もあります。
また、多くの証券会社では現金キャッシュバック等のキャンペーンをやっているケースがあります。

個人向け国債を購入する際は、手数料やキャンペーンの有無、内容を確認し精査してから購入しましょう。

個人向け国債のメリット

ここからは、個人向け国債のメリットについて解説していきます。

安全性が高い

先程も述べましたが、国債は発行元が日本国(政府)であることから、破綻するリスクが大変低く、比較的安全な金融商品です。
例えば銀行に預金した場合、元本保証が1,000万円+利息までしか確約されていません。それを考えると個人向け国債は安全性が高いといえるでしょう。

定期預金に比べて金利が高い

定期預金の金利はお世辞にも高いとはいえません。

銀行の定期預金の金利は、ゆうちょ銀行や三菱UFJ銀行等のメガバンクでは年0.01%、セブン銀行や楽天銀行等のネット銀行でも年0.02~0.03%です。※2019年1月時点

一方、個人向け国債の金利は最低年0.05%以上です。
銀行の定期預金よりもお得であることは間違いありません。

少額から投資可能

不動産投資や株式投資は、投資を始めるにあたってある程度まとまった資金が必要ですが、個人向け国債は最低1万円から1万円単位で購入できる為、手元に大きな資金がなくても気軽に始められます。

個人向け国債のデメリット

リスクが低い事を筆頭に様々なメリットがある個人向け国債ですが、デメリットもあります。

購入期間が限られている

国債は毎月発行されますが、発行されているからといって常時購入できるわけではなく、購入可能(募集)期間内に金融機関等で購入する必要があります。

この期間もは国債の種類によって異なるため、こまめに発行スケジュールを確認する必要があります。
副業として行う場合、日々の仕事に追われてスケジュール確認が漏れてしまい、投資機会損失となる事もありますので注意が必要です。

即時換金ができない

個人向け国債は、最低1年間は途中解約ができません。つまり、投資直後は換金する事ができません。
また、1年が過ぎると解約して換金することができますが、「中途換金調整額」で計算され、投資してからあまりにも短期間で換金すると、ほとんど利子が付かないこともあります。
個人向け国債の投資は長い目で見る事が必要です。

はっきり言って、すぐに稼ぎたいという方には向いていません。

投資信託と比べると金利は低い

銀行の定期預金と比べると金利が高いものの、投資信託と比べると低くなるケースが多いです。
「リスクをはらって大きく稼ぎたい」という方は、投資信託や株式投資等、リスクが高い代わりに金利の高い資産運用を選択するべきでしょう。

まとめ

国が発行しているということもありリスクが低く安全性の高い投資といえるのが個人向け国債です。
投資信託や株式投資に比べて大きく稼ぐ事はできませんが、住宅ローンの繰り上げ返済の資金、子供の教育資金や親の介護資金、自身の老後資金など、期限を決めた資産運用に個人向け国債は適しています。
購入自体は時間がかからない為、仕事の隙間時間でも十分に始められます。
気になっている方は少額投資から初めてみてはいかがでしょうか。

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