副業のポイント

ツアーガイドを副業として始める方法や報酬相場について解説します

今は日本中どこに行っても外国人観光客がいますよね。
一昔前は、今ほどの外国人観光客はいませんでしたが、ここ数年くらいで一気に増えたように感じます。

この背景には、日本政府が外国人誘致の施策を打ったことや、インターネットの普及により航空券やホテルなどの予約も手軽になってきたことが要因として挙げられます。

そんな訪日客相手のビジネスである、ツアーガイドの存在は近年注目されています。

ツアーガイドってどんな仕事?

ツアーガイドとは、旅行者に対しその土地の文化、建造物、歴史、食などのその場所にまつわることをわかりやすく、旅行とうまくマッチさせながらお話、ご案内するお仕事です。

2018年1月の法改正により、無資格でも外国人旅行者向けに有償のツアーガイドができるように変更されました
もちろん案内をするために、ツアーガイドは土地にまつわる歴史、文化に関わる知識を蓄えておかなければなりませんし、旅行者とのコミュニケーション力なども問われるお仕事になります。

ただ説明して観光案内をするだけでは旅行者を楽しませることができません。

日本へ訪れた旅行者が出来る限り楽しく、また来たいと思ってくれるような接し方を心がけていく必要があります。

ツアーガイドを副業として始める手順

では実際に、ツアーガイドを副業として始めるための流れをご紹介します。

東京オリンピックの開催も間近となり、ツアーガイドがより身近になりました。
今では、訪日客とツアーガイドのマッチングサービスまでも登場し大きなビジネスチャンスになっています。

まずどんな仕事なのかを知るためにも、副業から始めてみることも良いでしょう

ツアーガイドを行うための特別な資格や届け出は必要ありませんが、旅行者の日程や時間調整をする「ツアーコンダクター」には公的資格の「国内旅程管理主任者資格」もしくは「総合旅程管理主任者資格」が必要となりますので業務の範囲には注意が必要です。

それでは実際にどのようにしてツアーガイドを行うかを以下にまとめました。

1.現地ガイド仲介サービスに登録する
2.利用希望者からのコンタクトを待つ
3.利用希望者が、ガイドをする上での希望条件を提示する
  (日程、移動手段、移動場所、お店の予約など)
4.希望条件に問題がなければ承認する
5.利用希望者と具体的な日取りを決める。必要に応じ当日のスケジュール表やしおりを作成し、内容を具体化する
6.利用希望者が承認をする
7.現地で利用希望者と合流する
8.ツアーガイドを予定通り実施する
9.仲介手数料を引いた額を報酬として受け取る

仲介業者を通した場合には手数料が発生しますが、トラブル対応のフォローが受けられたりサポートを受けることが可能です。
慣れないうちは仲介会社を利用することをおすすめしますが、全て自分で行うことができるという場合は、自分自身で集客をしていくことも可能です。

ツアーガイドの副業ってどれくらい稼げるの?

現地ガイド仲介サービスに登録してツアーガイドを行う場合には、一般的な時給相場は1.500円から2.500円になります。
もちろん自力で集客した場合には手数料分を上乗せすることになりますし、サービス内容に独自性を打ち立てていけばもっと収入は期待できます。

一日3時間のガイドだとしても、2.000円×3時間で6.000円の収入になりますので、週に一回月4回行うだけでも副業としては悪くないですよね。
旅行者と親しくなるきっかけにもなりますので、楽しみながら仕事をすることができます。

ツアーガイドの副業で更に大きく稼ぐ方法を紹介

一般的な報酬相場はご説明しましたが、更に収入をアップするためにいくつか方法があります。

1、自分だけのアピールポイントを作る

他のツアーガイドと視点を変えてみる等、工夫すると差別化出来て収入アップが見込めます。
例えば、希少言語が話せる、ガイドブックに載っていない珍しいお店や場所を知っている、日本に訪れる観光客の気持ちになって考えてあらゆる手を尽くしておもてなしするなど他の人とはちょっと違う付加価値を提供するのです。

日本への旅行者全員が日本文化に興味があるわけではありません。
何を求めて日本に来たのか、旅行者の立場に立って考えるために事前情報の収集は欠かすことが出来ません。その上で今のご自身に出来る最大のおもてなしが出来れば十分強みになります。

2、通訳案内士の資格を取得する

ツアーガイドは特に資格はいりませんが、日本を訪れる外国人観光客に対して、サポートや通訳をする資格に全国通訳案内士というものがあります。ガイドをするのに必須の資格ではありませんが、旅行業者のガイドにはこの全国通訳案内士の同行が義務付けられています。
そのため旅行業者に勤める又はクライアントを紹介してもらうといった場合にはこの資格を持つ人に優先的に紹介する傾向にあります。
収入アップを目指すなら持っておきたい資格と言えます

3、訪日客を狙う


現地の言語を話せる日本人はそう多くはありません。また通訳のできるガイドは過半数以上が大都市圏に集中しています。しかし、都市部だけではなく、地方の世界遺産や秘湯にも興味がある旅行者もいます。
観光需要はあるけれど、ツアーガイドが手薄な場合や、希少言語を話せるなどの差別ポイントを持っている場合、訪日客にも喜ばれる存在になるでしょう。

まとめ

すばらしい日本のサービスや文化を世界に広めるとても意義のあるお仕事であるツアーガイドは、世界の人たちと触れ合える希少な経験は報酬に代えがたい貴重な体験となるはずです。
副業で報酬を得るのはもちろんですが、海外の友達を作りたいという好奇心からでも始めてみることもよいかもしれませんね。

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