副業のポイント

訪問介護員の副業の始め方や報酬相場について解説!

少子高齢化が進み、介護の仕事の需要が高まっている中、注目を集めているのが訪問介護員です。

利用者への自宅へ赴き、介護を行うことからホームヘルパーとも呼ばれますが、副業として行う人が増えています。

訪問介護員の副業ってどんな仕事?


老人ホームなどの介護施設とは異なり、自宅で生活している利用者のもとに訪問し、身の回りのお世話をする仕事です。

利用者と一対一で向き合うお仕事ですので、他の職員とのコミュニケーションコストがない内容となっています。

今後需要が増えていく仕事

急速に高齢者の数が増えていることから需要がかなり増えており、今後もまだまだ増加していく仕事です。

そのため、働き手が不足しており、介護事業所や国は働き手を確保しようと必死になっています。

一昔前は介護職は過酷で薄給というイメージがありましたが、今は介護職への支援やサポートを充実させる流れになっており、法整備が進められていますので、格段に働きやすくなっています。

特に訪問介護員は施設に入れない利用者と、副業として隙間時間に働きたい人との両方のニーズを満たすものであり、需要が伸びていくと考えられます。

業務内容は大きく分けて3つ

身体介護、生活援助、相談・助言の3つが主な業務内容となっており、身体介護は食事や入浴、排泄の介助を行います。

生活援助は調理や掃除、日用品の買い出し、役所への書類手続きといった生活する上で欠かせないものの援助を行います。

相談・助言は公的サービスの相談を受けることや、利用者の不安に思っていることの傾聴などを行いますが、基本的には身体介護、生活援助を行うことが多いようです。

相談・助言を求められることもありますが、どちらかというと日常的なコミュニケーションに含まれる形となっています。

訪問介護員の副業を始めるには資格は必要なの?

結論から言うと必要です。

訪問介護員になるために必要な介護職員初任者研修は、130時間の講習を受け、その後に試験に合格することで認定されます。

身体介護を行うにはこの介護職員初任者研修を修了していることが必須です。

ただし試験といっても振り落とすようなものではなく、講習で学んだ内容を振り返るような内容となっているため、難易度自体はそれほど高くありません。

何も知らないで介護の仕事を始めるのではなく、基礎知識や理念をしっかりと学んだ上で職務にあたる方が、利用者にとっても自分にとっても安全であることを念頭に研修に臨みましょう。

ちなみに老人ホームなどの介護施設などでは無資格で働くことも可能ですが、この介護職員初任者研修の資格を持っていると、報酬アップになります。

訪問介護員の副業はどれくらい稼げる?

訪問介護員の収入の相場は、生活援助を主に行う場合は時給1,000円から1,500円、身体介護を行う場合には2,000円から2,500円程度となっています。

副業としては高単価の部類になりますが、利用者の自宅での実働時間のみ時給発生といったケースが多く、事業所の定めたスケジュールに沿って1日3件から5件ほど利用者の自宅を回ることになりますが移動時間を含めた拘束時間の割には稼げない、といったこともあります。

それらを考慮すると一日フルタイムで稼働した場合、平均して7,500円から10,000円ほどの収入となります。

訪問介護員の副業の始め方

副業として始めるには、訪問介護員事業を取り扱う事業所で登録することになります。

求人サイトなどで訪問介護員、登録ヘルパー、ホームヘルパーなどのキーワードで検索すると出てくると思いますが、そこから面接を受けて、合格となればその事業所に登録される、といった流れになります。

勤務状況や給与体系は事業所ごとに異なるため、事前にしっかりと確認しましょう。

訪問介護員の副業のメリット

訪問介護員を副業で始めるにあたり、資格が必要にはなりますが、就業時に保有していなくても働きながら研修を受けて資格を取らせてもらえる場合もあり、とにかく需要に供給が追いついていないため始めやすいところがメリットです。

最初のうちは資格のいらない生活援助の仕事をしたりしながら、研修を受け、身体介護を行えるようになると時給アップとなり、努力が認められるのも魅力の一つでしょう。

また、正社員としてフルタイムで働くのと異なり、副業で行う場合は時間に融通が利きやすいのもメリットです。

働き手が少ないため、基本的にはこちらの都合を優先してくれる事業所が多く、副業として行うのに適している仕事と言えます。

訪問介護員の副業のデメリット

デメリットとしては、移動時間は時給が発生しないことや利用者の都合によるドタキャンがあった場合には収入が減るといったことが挙げられます。

また、肉体労働かつ人のお世話をすることからくる精神的疲労は他の仕事に比べて大きくなっています。

しかし、時給自体は他のアルバイトに比べて高単価での設定となっているため、実働時間を考えるとお得なように考えられます。

まとめ

訪問介護員は、利用者の自宅へ行き、身体介護や生活援助、相談・助言を行う仕事です。

身体介護を行う場合には介護職員初任者研修を修了し、資格を持っている必要がありますが、その場合は時給が上がります。

移動時間は時給が出ない、生活援助の場合は時給が低いなどのデメリットは存在しますが、介護職はこれからニーズが伸びることが確実であり、働き手が少ないままであれば労働環境の改善に繋がっていくことが考えられます。

時間に融通が利き、やりがいの大きい仕事になっていますので、ぜひ一度検討してみてください。

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