近年サラリーマンでも副業をする方が増えていますが、多くの人は本業が忙しく、隙間時間にインターネットを利用して行える副業を選び、思ったよりも稼げないと悩むケースが目立ちます。
そんな中、個人タクシーと呼ばれることもある運転代行が密かに注目を集めています。
特に地方にお住まいの方は利用したことのある人が多く、副業として始める人が増えています。
個人タクシー・運転代行とは？仕事内容を紹介
その名の通り、運転を代行するお仕事ですが、お酒を飲んだ方に代わって運転し、その方の車と一緒に家までお送りするのが主な業務です。
個人タクシーと呼ばれることもありますが、一般のタクシーとは異なり、お客様の車を運転することが特徴です。
都心にお住いの方にはあまり馴染みがありませんが、都心から離れていたり地方にお住いの方は、飲みに行くのにも車を使わないと遠くてどうにもならないことが多く、こうしたサービスが盛んです。
目的地までの行き帰りの交通手段が限られるため、基本的には二人一組で仕事に当たり、一人はお客様の車を、もう一人は自分たちの移動のための車を運転するといった形態が多いです。
また、一般的なタクシー同様、車内での接客がありますので、人と接することが苦手な方には少し難しいかもしれません。
どうしても需要が夜に偏りますので、体力が求められますが、本業がある方にはかえってちょうどいい場合もあるでしょう。
そして多くの場合、収入は完全出来高制になるため、両極端な面もありますが、本業以上に稼げることもあり、魅力的なお仕事です。
個人タクシーや運転代行を始めるにはどうしたらいい？
個人タクシーとはいっても、基本的に二人一組で仕事に当たることもあり、個人で始めるには少しハードルが高いお仕事です。
では、どのようにして始めたらいいのか解説していきます。
求人サイトを探す
まずは求人サイトで運転代行を営んでいる事業者を探し、そこに雇ってもらうことが必要です。
ほとんどの場合「運転代行」というキーワードで検索にかかりますが、稀に一般のタクシー業務を手がける会社で募集している場合もあるので、そちらもチェックしてみましょう。
各企業で稼働時間や報酬などが異なりますので、自分の条件と比較し要検討です。
無事採用されたら晴れて運転代行の業務が始まりますが、一点注意が必要です。
運転代行する場合は第二種免許も必要
上記でも少し触れましたが、運転代行はお客様の車を運転する人と自分たちの移動用の車を運転する人に分かれており、お客様を乗せて運転する場合は第二種免許が必要になります。
第二種免許は乗客を運ぶ目的で運転するために必要な免許で、3年以上の運転経験がないと取得できません。
基本的にはお客様の車の方に乗せて運ぶことになるため、そちらの運転をする場合は第二種免許が必要となります。
そういった背景から第二種免許を持っていると採用に有利なだけでなく、報酬が割増されたり、手当がついたりする場合があります。
もちろん持っていないからといって採用されないというわけではなく、企業によっては第二種免許取得の補助を受けられる場合もありますので、応募の際に確認してみましょう。
登録した会社で研修を受ける
多くの場合、業務に当たる前に研修を受けることになります。
自分一人が乗っている車を運転するのに問題はなくとも、お客様を乗せて運転する際には細かな配慮やスキルが求められるので、そういった知識を学びます。
その他にも基本的な道路交通法の確認や視力の検査、接客の基礎などのチェックがありますが、免許を持っていて本業で勤めている方なら問題なくパスできるでしょう。
個人タクシー・運転代行の報酬相場
多くの場合、報酬は完全出来高制となっており、どれだけのお客様を運べたかで変動していきます。
目的地までの距離や曜日によっても報酬が変動することになるため、一概には言えませんが、週末の夜8時頃から2時頃まで稼働した場合、週1日程度でも月に10万程度の報酬になることもあります。
一般のタクシーと異なり、この時間帯はどのあたりで待機していると稼げるのかといった知識は不要ですので、ある意味ではタクシーよりは稼ぎに安定性があるかもしれません。
ただし、毎日コツコツというよりは限られたタイミングで一気にという稼ぎ方になるので、週末の夜にそれなりの拘束時間でしっかりと働く必要があります。
個人タクシー・運転代行のメリットとデメリット
個人タクシー・運転代行のメリットとしては、やはり時として本業を上回るほどの収入の多さが挙げられます。
近年若者の車離れと言われたり、飲みに行く機会が減ったとは言われますが、地域によってはそんなことを感じさせないほど運転代行の需要が高く、それは裏を返せば大きな収入のチャンスがあるということです。
タイミングや地域差はありますが、需要の多いタイミングにしっかりと稼働できる人は大きく稼ぐことができるでしょう。
反面、夜遅くの勤務になるため、どうしても生活が不規則になったり、体力が求められるといったことがデメリットです。
ただ、基本的には週末の夜に働くことになるので、休日を挟んで回復することができるので、意外と気にならない方も多いでしょう。
まとめ
大きく稼げることから注目を集めているの運転代行ですが、第二種免許が必要な場合や夜遅い勤務といった大変な面もある代わりに、大きな副収入に繋がるのが魅力なお仕事です。
第二種免許を持っている方や時間や体力に余裕のある方は、一度検討してみてください。