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ヘッドハンティング代行を副業でやるのが難しい理由を徹底解説

ヘッドハンティング代行をご存知でしょうか。

その名の通りヘッドハンティング、つまり他社からの引き抜きを代行することを指していますが、これを副業として成立させる方法があります

今回は副業としてのヘッドハンティング代行について解説していきます。

ヘッドハンティング代行ってどんな仕事をするの?


そもそもヘッドハンティングとは、優秀な人材をスカウトし、外部から自社に招き入れることを指します。

どの企業もどうにかして優秀な人材を確保したいところですが、新入社員を一から育てるのは時間もコストもかかります。

しかし、すでに他の企業等で活躍し、高いスキルや経験を積んでいる人材を引き抜くことができれば即戦力になることが期待できる上、研修や資格獲得等のコストがかかりません。

上記のような背景から、自社の社員に優秀な人材を紹介してもらう「リファラル採用」に注目が集まっています。

外部から優秀な人材を招くことができるのはもちろん、自社の社員を経由するため社風や理念に合った人材とマッチしやすいのが特徴です。

そのようにマッチングした外部の人材をスカウトし、引き抜くことでより多くの優秀な社員を確保していきます。

とはいえ、自社の社員だけではそこまで多くの優秀な人材とマッチングできないこともしばしば。

そこで少しでもマッチングできる範囲を増やすため、外注先としてのヘッドハンティング代行が存在するのです。

具体的な仕事の内容としては、自分の知人から仕事の悩みや相談を聞き、それらを解決できる転職先を紹介することがメインです。

一般的に転職をする際は、自分で求人サイトを見て希望に合う企業を探したり、転職エージェントに紹介してもらうといったルートが多いですが、時として「思っていたのと違った」というミスマッチが起こります。

これは面接だけでは企業、転職者の双方ともに理解を深めきれなかったり、エージェントとの相性が悪かったりするために起こりますが、企業の社風や転職者の人となりを理解している人が間に入ってマッチングすることで、転職の失敗を未然に防ぐことができます。

ヘッドハンティング代行は、身近な知人の悩みを真剣に解決しようと真剣にマッチング先を探すため、企業にとっても転職者にとっても利点があるといえます。

ヘッドハンティング代行のメリット


ヘッドハンティング代行を副業で行うメリットとして以下の2点が挙げられます。

1、知人を紹介するだけで成立する

まず第一に、人材を募集している企業に知人を紹介するだけで仕事が完了します。

そのため、本業が終わった後にコンビニ等でアルバイトをするより体力的に楽な上、基本的に紹介するだけなので時間的な余裕も生まれます。

もちろん知人の相談に乗る時間は必要ですが、その時間にも相場1,000円の時給が発生し、相談に乗る際の食事代等、経費も支給されるため、割りのいい仕事と言えます。

2、思ったより負い目を感じずに済む

2点目は思ったよりも負い目を感じずに済むことですが、これは紹介した知人が企業に採用された時に、成功報酬が知人とヘッドハンティング代行の両者に支払われるためです。

自分だけが成功報酬を受け取ると、知人を利用して稼いだかのような罪悪感を感じてしまいそうなところですが、知人にも同額が支払われるとなると仄暗いやましさを感じなくて済みます

ヘッドハンティング代行のデメリットは採用基準の高さ


ただし、ヘッドハンティング代行を行うにあたって、採用基準の高さがデメリットになります。

企業に合う人材とのマッチングを担う性質上、ヘッドハンティング代行を行う人自身にもそれなりのスキルや経験が求められます。

特に人事的な目線をもって仕事を行うため、ただ事務作業が得意というだけではなれないでしょう。

そのため、やりたいと思ってもヘッドハンティング代行として採用されるとは限りません。

また、そもそも日本ではまだリファラル採用が普及していないため、仕事としてのヘッドハンティング代行の需要が少ないこと、知人の数が少なければ仕事が成立しないこともデメリットとなっています。

ヘッドハンティング代行の始め方

ヘッドハンティング代行になるためには、それをサービスとして事業展開している事業者に採用されることが一番近道です。

もちろん人材募集をしている企業に直接雇われることで、ヘッドハンティング代行としての仕事を請け負うことも可能ですが、よっぽどのことがない限り面識のない一個人に採用の仕事を外注することはないため難しいでしょう。

また、特に資格や免許は必要ありませんが、上記で述べた通り審査は厳しいものとなっています。

まとめ

知人の転職相談に乗り、それにマッチする企業を紹介することで、知人と一緒に成功報酬を得ることで、企業も知人もそして自分も得をすることができる、それがヘッドハンティング代行です。

相談に乗る時間にも時給が発生し、食事代等の経費も支給、成功報酬は転職者の年収の数%と稼げる額が大きいことや拘束されない働き方が魅力ですが、ヘッドハンティング代行サービスを手がける事業者が少ないことや採用の条件が難しいことから、副業として始めるのは一概におすすめできません。

ただし、人脈の広さに自信があり、困っている知人を助けたいという方は一度チャレンジしてみてもいいかもしれません。

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