サラリーマン向けの副業として有名な「せどり」。中でも中古ゲームのせどりは、サラリーマンの副業に適していると言われているようです。
そんな中古ゲームせどり、月収100万円ほども稼いだ人もいると聞くこともあります。しかし本当に、そんなに稼ぐことができるのでしょうか? 中古ゲームせどりの実態を調査してみました。
中古ゲームせどりってどんなことをするの?
「せどり」という言葉自体は聞いたことがあれど、具体的にどういうことをするかまではわからない、という人の方が多いと思います。
せどりとは一言で言うと、「安く仕入れて高く売る」商売のことです。中古ショップで売れそうな商品を探し、Amazonなどで売るのが基本。中古ゲームの場合だと、GEOやブックオフ、ソフマップなどで商品を探すことになりますね。ゲームだけでなく、コントローラーやヘッドセットなどの周辺機器も仕入れの対象です。
ちなみに、希少価値のあるものや売れ筋の商品を買い占め、定価よりも高く売る「転売」とは少し毛色が違います。
中古ゲームせどりの手順
中古ゲームせどりの手順について、ひとつずつ見ていきましょう。
1、店で商品をチェック
まずは中古ショップで商品をチェックします。
ゲームソフトはもちろん、コントローラーなどの周辺機器から入念に探します。やみくもに商品を探すのではなく、過去に話題になった商品や今は手に入りにくい商品など、「これは売れそうだな」と思うものを探していきます。
2、アプリで利幅をチェック
次に、アプリを使って利幅(儲け)をチェックします。
スマホアプリを使えば、簡単におおよその利益額を算出することができます。仕入れ値に対して500円以上利益が出るようなら、仕入れても問題ない商品といえます。
3、仕入れて動作確認
よさそうな商品をピックアップして仕入れしたあとは、必ず動作確認を行います。
中古ショップでも確認済みだとは思いますが、念のため自分でも使用感をチェックしてみます。不良品を送るとトラブルにも発展しますし、面倒くさがらずに必ずひとつひとつ、入念にチェックしましょう。
4、汚れを落とす
動作確認で問題なければ、商品の汚れを落とします。
跡が残らないように値札シールをはがしたり、洗剤を使ってクリーニングしたりします。面倒でも丁寧にきれいにすることで、売り上げに大きく影響が出ます。誰でも、汚い商品よりはきれいな商品を選びたいですよね。
5、出品する
ここまで来たら、いよいよ出品を行います。
出品する場所は、Amazonやメルカリ、ヤフオクなどが簡単で手っ取り早いでしょう。特にAmazonには「FBA」という、販売から出荷までを全てAmazon側で行ってくれるサービスがあってとても便利です。もちろん有料ですが、より効率よくせどりを行うための必要経費として割り切りましょう。
月間の利益はどのくらい取れる?
せどりの手順を見てきましたが、これで月間どれくらいの利益になるのでしょうか。
せどりを紹介するホームページなどでは「月収100万円可能!」と大きな数字が出ていますが、実はほとんどの人はそこまで行かずに挫折することが多いそうです。せどりを始めるためには商品を仕入れるための「資金」もある程度必要になってきますし、初心者のうちは手取りで10万円を目指すことになるでしょう。
もちろん月収100万円は決して嘘でも誇張でもなく、「目利き」を磨いていけば達成できる数字です。ただ、そこまで到達するにはやはりそれなりの資金力と努力、そして時間が必要になるでしょう。
まとめ
中古ゲームせどりの実態について調査してみましたが、コンスタントに稼げるようになるためには地道な努力が必要です。他のホームページで紹介されているほど、サラリーマンにオススメの副業とは言えないようですね。はじめるためにはそれなりの資金が必要になる点も、なかなか敷居が高いと言えるでしょう。
やはり、本業があるサラリーマンにオススメできる副業は、事前準備がほとんど必要ないネットビジネスになりそうです。