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福袋転売を副業でやっても全然儲からない!その理由を解説します

お正月と言えば福袋。福袋を求めて長蛇の列を作る人の風景を、一度はテレビなど観たことがあるでしょう。

さてそんな福袋ですが、インターネットでは「福袋 転売」やら「福袋 稼げる」と言った検索ワードが並んでいます。長蛇の列を作っている人の中には、転売目的の人も多くいることでしょう。実際メルカリやヤフオクといったフリマサイトでも、福袋の転売商品をよく見かけます。

しかしはっきり言って、福袋転売を副業にすることはおすすめできません。全然、儲けることができないからです。今回は、福袋転売が儲からない理由について解説します。

結論:福袋転売は儲からない

冒頭でもはっきり言いましたが、福袋の転売は儲かりません。

「でもメルカリとかですぐ完売してるじゃん」と思いますよね? 確かに、福袋の中身によっては飛ぶように売れるものも存在します。なので上手に福袋を購入できれば、そこそこ稼ぐことはできなくもないです。それでもおすすめできない理由が、しっかり存在します。

福袋転売が儲からない理由

福袋転売が儲からない理由は、大きく分けて3つです。ひとつずつ見ていきましょう。

1、資金と時間が必要

福袋を大量、かつ確実に手に入れるためには、それだけの「資金」と「時間」が必要です。

福袋は安いものだと1万円を切りますが、高いものだと10万円を超えます。利益を得ようとすると福袋は一つでは足りませんから、大量に買い込む必要があります。100万円あっても資金としては足りない、と言わざるを得ないかもしれませんね。

併せて福袋を確実に手に入れるためには、当日に行くのではとても間に合いませんから、「並ぶ時間」も考える必要があります。前日の夜からで間に合うでしょうか。それとももっと前から? 考えるとキリがありません。後述しますがとにかくライバルが非常に多いということは、理解しておきましょう。

2、ライバルが多い

福袋転売を狙うライバルは、おそらくあなたが考えている以上に存在します。

今やライバルは全世界にいるといっても過言ではありません。日本の福袋を求め、日本国内だけでなく海外からもたくさんの人が集まります。中国人観光客の爆買いを想像するとわかりやすいかもしれませんね。

実は福袋は日本特有のものということはなく、海外でも「ハッピーバッグ」などの名称で販売されています。しかし日本のものと異なり粗悪品も多いとかで、日本ほど過熱していないのです。

そんな全世界から人気のある日本の福袋。今や「買えればラッキー」と言えるほどなのです。ライバルの数は推して知るべし、です。

3、すごい嫌われる

ここ最近転売に対するイメージはものすごい悪いです。「転売で稼いでる」と言えば、嫌われること請け合いでしょう。

「転売ヤー」という言葉でTwitterなどを検索していると、その悪いイメージをこれでもかというほど見せつけられます。「転売ヤーのせいで欲しい商品が買えなかった」、嫌われる理由はほとんどこれですね。

そもそも転売が嫌われる理由は、転売商品というのは得てして定価より高額になりがちだからです。3倍4倍は当たり前の金額になるのですから、本当に欲しかった人には迷惑極まりない存在です。ニンテンドースイッチが転売ヤーによって買い占められ、法外な値段で転売されていた、なんて問題も耳に新しい話題ですよね。

「安く買って高く売る」というのは商売の基本ではありますが… ファン限定商品などが転売ヤーによって買い占められ、本当に欲しい人に行き渡らないのは、だいぶイメージが悪すぎます。

福袋転売の唯一のメリット

散々福袋転売のデメリットを説明してきましたが、一応メリットもあります。

そもそも論として基本的には福袋の中身は「売れ残り」がほとんど。運が良ければ「あたり」と言える商品が入っていることもありますが、それでも期待しないほうが良いでしょう。福袋なんてのはそんなものです。

では何がメリットかというと、そんな「売れ残り」でも欲しがる人はいるので、一応儲けを出すことはできるということです。自分の欲しい商品だけを手元に残し、残りは全部売る。売り切ることができれば、「タダ」で商品が手に入るというのがメリットです。

果たしてメリットと言えるかどうかは、考え方次第ですが。

まとめ

数年前までは、福袋転売は確かに「稼げる副業」だったのでしょう。転売がここまで流行せず、知る人ぞ知る副業だった時代の話です。今といえば「転売」という言葉につくイメージが悪すぎるため、転売そのものが稼ぎにくくなっている印象です。

副業で堅実に稼ぎたいという人は、転売以外のネットビジネスを検討したほうがよいかもしれませんね。

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