昨今、動画配信が容易に行えるようになりました。同時にインターネット環境さえあればいつでもどこでも好きな動画を視聴することができますよね。
その手軽さを利用した、ウェブセミナーことウェビナーを使った動画配信のメリット・デメリットについてまとめました。
ウェビナーに期待できるマーケティング的メリット
ウェビナーを取り入れることによる、マーケティング的メリットをご紹介します。
1、参加しやすい・集客しやすい
従来のセミナーに比べて、視聴者は圧倒的に参加しやすいこと、開催者にとっても集客も容易であることがメリットとして挙げられます。
セミナーを開催する場合、集客面から大都市で開催されることが多いのですが、その場へ出向くことが時間的・金銭的に難しい参加者も少なくありません。
従来のマーケティングで参加が困難であった潜在顧客も気軽に参加ができるようになりました。
2、理解しやすい・伝えやすい
視覚と聴覚を利用するPR方法のため資料だけでは伝えきれない内容をウェビナーでは伝えることが可能です。
セミナーのメリットは、文字だけで理解ができない部分を様々な例を交えて説明できる点です。
さらにウェビナーでは、パワーポイントを使用したセミナー形式で解説することも可能ですし、スライドと音声だけで情報を伝えることも可能です。
リアルタイム配信ならばチャットを活用して、参加者の疑問にすぐに回答することも可能なので、伝えたい内容が正確に伝わる点が魅力的ですよね。
3、コスト削減できる
開催者側は、会場や機材のレンタル費・交通費がかかりません。参加者も同様です。
それだけでなく、録画機能を活用することで繰り返し視聴が可能な点や、後日別の参加者にもセミナー動画を特典として配信することも出来ます。
ウェビナーは、コンテンツとして様々なシーンで繰り返し利用することができる点が最大の魅力ではないでしょうか。
ウェビナーの持つデメリット
セミナー会場で行う場合と比較し、ウェブセミナーならではのデメリットもあります。
1、配信環境の問題
配信側の問題で、配信機器に不具合があれば視聴者に配信ができませんし、視聴者の通信環境が推奨する基準に達していない場合、正しく視聴することが出来ません。
また、インターネット回線を使用する以上、音割れや動画が停止してしまう等の品質の部分が劣る可能性があります。配信環境が悪いと視聴者が離脱してしまう可能性があるのでしっかりと環境を整えましょう。
セミナーよりも気軽に行う事ができるため、あなたの立ち振る舞いにも注意が必要です。
例えば、気軽だからといって部屋着で講義をしてしまったり、友達言葉で話してしまったり。
あなたの立ち振る舞いに不快感を感じてしまう視聴者もいますので、カメラの向こうの視聴者の視点を忘れないように心がけることが大切です。
2、内容をコピーされるリスク
音声や動画をそのままコピーされて再掲載されてしまうリスクもあります。
またテキストと異なり、内容をコピーされたとしても音声で配信されてしまうとコピペツールのように確認する方法がありません。
自分の目で見て確かめるしかないのです。
匿名性の高い内容の場合は、リアルタイム配信を利用するなど、配信方法に注意して下さい。
3、コンテンツの質や属性によってはミスマッチを起こす
コンテンツの質・内容・参加者の属性によっては集客が難しくなる場合があります。
例えば、高齢者への呼びかけの場合、正しく視聴できる割合は若年層と比べ半数以下程になるかもしれません。
リアルタイムの場を好みがちな高齢者や主婦層へPRするために、ウェビナーを中心にしてしまうと、視聴するための設定のフォローに手間もかかるうえ、伝えたい内容も正しく伝わらない場合があるように、属性には注意が必要です。
あなたが呼びかけたい層とコンテンツがウェビナー開催をすることで効果が得られるかどうかを考える必要があります。
まとめ
ウェビナーが多くのマーケッターに取り入れられる理由がお分かりいただけたかと思います。時間的にも、金銭的にも魅力的で近代的な方法ですよね。
コンテンツの内容によっては、参加していることを知られたくない参加者もいるかもしれません。
そのような場合も他の参加者が見えないウェビナーは、安心感もありますし、開催者との親密性も高まるかもしれませんね。
どのコンテンツにも向いているわけではないとはいえ、インターネットビジネスには最適な手法ですので、手軽差を利用して、すぐにでも初めてみてはいかがでしょうか。