何かと話題のオウンドメディアですが、いまいち理解をしていないという方も多いのではないでしょうか。
オウンドメディアとは「自社で保有するメディア」の総称です。
自社で保有するメディアと聞くと、何年も前から自社サイトを持っているのに今更なぜ話題になっているの?と感じる方も多いかもしれません。
本日はオウンドメディアの役割や強みについて解説していきます。
オウンドメディアの2つの大きな役割
オウンドメディアを利用して情報を発信するマーケティング手法は、従来の自社サイトやウェブマガジンと大きく異なります。
それは、顧客へのアプローチ方法が異なるということです。2つの大きな役割についてご説明します。
役割1、認知と初回接触
オウンドメディアを利用して顧客へ商品を売る場合、従来の広告のような直接的なPRではなく、
顧客の潜在的な悩みに対して少しずつアプローチを行うことが特徴です。
商品を利用する想定客の(ペルソナ)悩みや解決方法をコンテンツに盛り込むことで、
潜在的顧客がオウンドメディアに接触します。
コンテンツから悩みを解決すると同時に自社商品を認知させることが目的です。
これが顧客との初回接触になります。この段階では、
「この商品を使ったら悩みが解決するんだ」「このメディアの運営会社は何の会社だろう?」という反応を得られたら成功です。
役割2、自社サービスを気に入ってもらう
オウンドメディアの2つ目の役割は、潜在顧客を見込み顧客に変えることです。
見込み顧客が顧客となり、最終的にはリピーターへ育てていくことが可能です。
企業にとっての優良顧客はリピーターですのでは商品の良さだけでなく、自社のファンになってもらうことも重要です。
広告だけでは言い表せない、開発までのストーリーや顧客のお悩み解決のコンテンツを充実させることで顧客を囲いこむことが可能になります。
コンテンツマーケティングにおけるオウンドメディアの強み
オウンドメディアをコンテンツマーケティングで利用するとどのようなメリットに期待出来るでしょうか。
コンテンツマーケティングとは、読者にとって有益なコンテンツの制作や発信を行なうことでオウンドメディアの2つの大きな役割でご説明した、
「潜在顧客を見込み顧客、見込み顧客が顧客となり、最終的にリピーターを育成する」ことを目指すマーケティング手法です。
そのためには、「価値のあるコンテンツを作成する」「顧客を育成する」「ファン化する」ことが重要です。
このコンテンツマーケティングの視点から、オウンドメディアの強みをご説明します。
1、広告費の削減
オウンドメディアでは、従来の方法である「すぐに購買につながる顧客」をターゲットとするのではなく、
潜在的顧客層に対し自社コンテンツを通して認知から購買を促すことが可能です。
つまり自社サイトで集客から購入、さらにファン化が見込めるためペイドメディアを利用することなく広告費を削減することが可能となります。
2、強力なブランディングができる
企業が主体となってコンテンツを作成するため、アーンドメディアのように意図しない方向へブランドイメージが定着することがありません。
それだけでなく、顧客にとって価値を提供することによって信頼関係を構築されていくために企業の思い通りのブランディングが可能となります。
3、全国・全世界をターゲットにできる
例えばマスメディアを利用する場合、全国区への広告は非常に高額です。そのため一部の地域に限定せざるを得ない場合がありますが、
オウンドメディアはインターネットを利用している全てのユーザーをターゲットに出来ます。
国内だけでなく全世界の顧客を取り組むことができ、さらにSNSを利用することで容易に情報を拡散できます。
まとめ
多方面でオウンドメディアを重要視している理由は、なんといっても自動的に集客からファン化が出来る優れたコンテンツだからです。
それは企業の大きな資産ともなるでしょう。
とはいっても、数か月で効果が表れるものではないことからじっくりと長期的に戦略を立ててメディアを作成することが大切です。
数年後、そのメディアが自動的に集客できるコンテンツになっていることを考え、あなたも取り組んでみてはいかがでしょうか。