副業のポイント

サラリーマンが副業で自販機設置でどのくらい儲けることができる?

サラリーマン副業には、自動販売機を使った副業があります。

いたるところで見かける自販機、使ったことが無い人はいないと思います。飲み物やタバコ、お菓子なんかが一般的ですが、中にはオモチャや花束など珍しい商品を扱っている自販機もあります。そんな自販機を使った副業で、稼いでいる人がいるというのです。

この自販機ビジネスは「楽して不労所得ゲット!」とにわかに人気があります。技術も資格も要らず、誰でも簡単に行えることから「貯金箱」と表現されることもあるようですが、果たして本当にそんなにうまくいくのでしょうか?

自販機を使った副業で儲けることができるのか? 詳しく解説していきます。

自動販売機で副業とは何をするのか?

「楽して稼げる」と評判の自販機ビジネス、その内容はずばり「自販機を設置する」だけです。

自宅や所有している土地の一部に自販機を置くだけで、あとは誰かが商品を購入すればそれが売り上げになります。

もちろん誰も買わなければ稼ぐことはできませんので、置き場所は考えなくてはなりません。しかし人通りの多いところに設置できれば、まさしく「貯金箱」の如く不労所得を稼ぐことができるでしょう。

自販機を購入した場合の費用は、新品・中古とありますが、安くて30万円ほどになるそうです。飲料メーカーから無料レンタルすることもできますが、その場合は売り上げの8割を飲料メーカーにもっていかれます。

自販機設置をサラリーマンの副業として取り組むメリット

自販機設置は、サラリーマンには取り組むメリットが多い副業です。

自販機を置いておくだけでOKで、物が売れたら売れた分だけ仕入れればいいだけなので、毎日忙しくてヘトヘトになってしまう人でも無理なく運営することができます。

また、特別な技術や資格は必要無いので、すぐに始めることができます(タバコ販売は許可が必要)。

とはいえ自販機代に加え、仕入れや電気代がかかりますので、ある程度の元手は確保しておいた方がよいでしょう。

自販機を設置するのにいくらコストがかかる?

自販機を設置する場合のコストを見てみましょう。何だかとても高そうなイメージがある自販機ですが、その本体費用はどれほどかかるのでしょうか? また、自販機代以外に必要なコストも気になります。

自販機を購入した場合

イニシャルコストとして自販機の本体代金がかかります。新品で120万程度、中古では20~30万程です。自販機の耐久年数は5~10年ほどだそうなので、買い替えることも頭に入れておきましょう。

ランニングコストで電気代や商品の仕入れ代がかかります。電気代は、地域にもよりますが1ヶ月5,000円前後。商品は、卸問屋で1本あたり40~60円で購入することができます。

また、自販機の設置先として誰かの土地を借りた場合は、その土地代もかかることも覚えておきましょう。1ヶ月の相場は固定で1万円か、売り上げの3割が多いようです。

自販機をレンタルした場合

自販機を飲料メーカーからレンタルすることもできますが、この場合のイニシャルコストはなんと0円。自販機の本体を借りるのに、お金がかからないのです。

そのため、商品の仕入れ代や電気代、土地代といったランニングコストだけを考えておけば良くなります。

となるとわざわざ自販機本体を購入するより、飲料メーカーから購入した方が儲けが出るのでは?と思いますよね。

しかし本体をレンタルした場合、売り上げの8割を飲料メーカーが持っていきますので、自分の取り分としては2割となります。

立地が良ければ売り上げが2割でも利益を出すことはできるでしょうが、多くはランニングコストを考えるととんとんくらいになるでしょう。

自販機設置の副業で稼げる金額は?

自販機設置の副業で稼げる金額を見ていきます。

駅までのルートや公園の横など立地が良い土地であれば、月に50万円以上稼ぐことができると言われています。

これは自販機1台分の稼ぎなので、複数台設置できればそれだけ稼ぐことができます。まさに「貯金箱」状態で、仕入れ代や電気代を差し引いたとしても、かなり美味しい稼ぎになるのではないでしょうか。

反面、あまり人が来ないところに設置した場合、月に2万円以下ということもザラにあります。そうすると仕入れ代や電気代で却って赤字になってしまうので、副業としてはやっていけないでしょう。

自販機で取り扱う商品について

自販機で取り扱う商品は、やはり購入者が多い飲み物やタバコが良いでしょう。

特に飲み物は、上手に卸問屋を使えば1本40~60円ほどで仕入れることができるのでオススメです。お菓子系も人気ですが、客層によっては売れないこともあるので注意が必要です。

ちなみにタバコは、販売に免許が必要になります。免許を取得してもよいですが、近所のタバコ屋さんと共同で自販機を設置している人もいます。

「仕入れ値が安いから」と言って、明らかに売れなさそうな商品を仕入れることだけは止めましょう。結局売れず、在庫だけを抱えることになってしまいます。

設置場所に工夫をしないと稼げない!

自販機設置の副業でで大切なことは「設置場所」です。ここをしっかり工夫しないと稼ぐことができません。

基本は「人通りの多い場所」ですが、そこだけが正解という訳でもありません。人通りが少なくても待ち合わせ場所によく使われるスポットや、公園やレジャー施設の近くも、自販機を設置しておくだけで高い売上が期待できる場所です。

コンビニまで少し距離がある団地やマンションなんかも穴場スポットだったりします。

反面、車通りが多い道路沿いや突き当り、行き止まりの道では売り上げは期待できません。

設置場所を探すだけという副業もある

自分で設置先を用意できなくても、「自販機の設置先に適している場所を探す」という副業もあります。

良さそうなスペースを見つけたら、その土地のオーナーと交渉をして、自販機を置かせてもらえるように依頼します。

ここで契約が成立すれば、仲介料が報酬として支払われるという仕事です。1件成約すれば2~3万円が支払われるので、営業を得意とするサラリーマンに人気があります。でかけた先でも手軽にできるというのも人気の理由です。

場所を見つける「だけ」の副業もあります。良い場所を見つけて、メーカーに報告するだけなのでとても簡単です。交渉事が苦手な人でも散歩がてら稼ぐことができるので、学生や主婦などに人気です。

まとめ

自販機を置くだけの副業は、設置先や商品を工夫できれば、ほぼ不労所得と言っても良いほど楽な副業です。

置いておくだけで稼ぐことができ、空き時間を利用して仕入れだけ行っていればいいので、忙しいサラリーマンでもしっかり稼ぐことができます。

自販機は自分で購入するか、飲料メーカーからレンタルするかのどちらかです。飲料メーカーからレンタルする場合、自販機のメンテナンスや商品の入れ替えなどは全てメーカーがやってくれるので楽ですが、その分稼ぎはあまり見込めません。

とはいえ、「自販機のプロ」が設置場所や商品のラインナップを決めるので、売れ方に間違いはありません。そのため、まず飲料メーカーからレンタルしてノウハウを盗み、ある程度稼いだら自費で自販機を購入するという人もいます。

しかし設置するには「場所」が必要です。自分で場所を用意できない場合は、良い設置先を探してメーカーに報告する、という副業もあるのでそちらを行いましょう。

自販機設置の交渉までできれば、さらに稼ぎは良くなります。

コメントを残す

*