引っ越しスタッフと言えば学生や20代のアルバイトという印象が強いですが、最近は副業として行うサラリーマンが増えてきています。
実は引っ越しスタッフは、副業として人気があるバイトです。自分が休みの1だけ単発で入ることができる上、常に求人があるため、サラリーマンでも行いやすい副業として様々なところで紹介されています。
しかし、引っ越しスタッフは所謂肉体労働ですから、実際に体験した人からは辛い経験談を聞くこともあります。サラリーマンが副業として引っ越しスタッフをすることは、本当にオススメなのでしょうか。
この記事の目次
引越しスタッフの仕事内容と仕事の流れ
引っ越しスタッフの主な仕事内容は、お客さんがまとめた段ボールや家具、大型家電などを引っ越し先へ運び入れることです。
この内容は引っ越ししたことがある人なら、すぐイメージできるでしょう。引っ越しをしたことはなくても、作業自体は「物を運ぶ」ことがメインですから、難易度は低めです。「荷物をぞんざいに扱わない」「作業は素早くやる」などの基本的なことが理解できていれば、誰でも行うことができる仕事です。
引っ越し当日の流れとしては、まずお客さんの自宅に行き、荷物を全てトラックに積み込みます。その後トラックで引っ越し先まで移動し、お客さんと合流したのち、荷物を運び入れ、家具や家電はお客さんの希望の場所に置いたら終了です。かかる時間はおおよそ2~3時間ほどですが、荷物の数や季節によって前後したりします。
サラリーマンの副業で引っ越しスタッフをするメリット
「オススメ副業」として取り上げられることも多い引っ越しスタッフ。サラリーマンが引っ越しスタッフをするメリットを見ていきましょう。
1、身体が鍛えられる
引っ越しスタッフをやることによって、身体を鍛えることができます。
デスクワークがメインのサラリーマンは普段、意識しないと体を動かしませんよね。中には健康のため、お金を払ってジムに通っている人もいるのではないでしょうか。
引っ越しスタッフは完全な肉体労働ですから、1日仕事を入れればバッチリ体を動かすことになります。最初のうちは、いくら体力に自信があってもヘトヘトになり、翌日体が筋肉痛で動かない!なんてこともあるかもしれません。しかし続けていけば確実に身体を鍛えることができます。
ですが、高いお金を払ってジムに通うよりも、引っ越しスタッフで身体を鍛えながらお金ももらう方が、一石二鳥でお得ですね。
2、時給が割と高め
引っ越しスタッフは、他の副業アルバイトと比べると時給が高めです。
いくら単純作業とはいえ重労働ですから、見返りと考えると当然かもしれません。また引っ越しスタッフのアルバイトは短期での募集が多く、常に人を募集している業界なので、それも鑑みて高めに設定されているのでしょう。地域にもよりますが、時給の相場は1,500円くらいになっています。
ちなみに、引っ越しスタッフのアルバイトを探すときは、求人誌から直接業者を探す方が、時給や待遇が良いことが多いです。派遣登録をして探すのはダメではないですが、毎回違う業者に行かされることもしばしばで、ストレスが溜まりやすいです。
引越しスタッフのデメリット
今度は引っ越しスタッフをしたときのデメリットを見ていきましょう。引っ越しスタッフとサラリーマンは、副業として両立できるのでしょうか。
1、とにかく疲れる
引っ越しスタッフは、とにかく疲れます。体力に自信がある人でも、慣れないうちはヘトヘトになってしまうでしょう。
1日中重たい荷物を運び続けるので疲れるのも当然です。荷物の上げ下げも頻繁に行われるので、腰への負担も大きいでしょう。しかも、お客さんの私物ということを考えると無下に扱うこともできず、最後まで丁寧に扱う必要がありますから、集中力も要ります。
途中で休憩をはさむものの、1日働けば最後の方は段ボールを持ち上げる力すら残っていない、なんてこともあるかもしれませんね。もちろん翌日に待っているのは筋肉痛です。本業への影響は避けられないでしょう。
2、たくさんシフトを入れることができない
本業に影響が出ないようにするためには、たくさんシフトを入れずにセーブする必要があります。
体力的にキツい仕事ですから、よほど体力に自信がなければ翌日への影響は計り知れません。ほとんどの人が筋肉痛になり、起き上がるのも辛い…という状態になってしまうでしょう。このような状況では本業に出勤することもままならないのではないでしょうか。
となると、本業に影響が出ない日を選んでシフトを入れなければなりませんが、どんなに多くても4~5日くらいが限度になりそうです。いくら時給が高いとはいえ、シフトが少なければ稼げませんから、副業としてやっていくには物足りなさを感じるかもしれません。
3、本業の会社の人にバレる可能性も
引っ越し業者は色々な人が利用するので、本業の人にバッタリ、なんてこともあり得ます。副業禁止の会社なら、これがきっかけでクビになってしまうこともあります。
引っ越し業者に限らず、外で顔を出して仕事をする以上、どこで誰に見られるかはわかりません。こればっかりは運ですから、防ぎようもないのです。
実際に副業で引っ越しのバイトをしたサラリーマンの体験談
実際に副業として引っ越しスタッフをしたサラリーマンの体験談を紹介します。
20代男性は、バイト代が即金日払いで貰えることに魅力を感じているとのことです。
しかしガテン系の仕事ですから体力的に厳しく、シフトを入れた日は毎回クタクタになってしまうそうです。それでもシフトを入れるのは手っ取り早く日払いで給料が入るからであって、あまり長く続けるつもりはないそうです。
もう一人の20代の男性も同様に、体力的なキツさを語っていました。特に引っ越し中は電気を止めているので、夏の暑い日や冬の寒い日でもエアコンを入れることができず、体調を崩してしまいがちになるそうです。また、エレベーターが無い現場は階段を何度も上り下りする必要があって、足腰に相当な負担がかかったそうです。それでも時給の良さがとても魅力的で、1日入れば15,000円以上稼ぐこともできたとか。
顔バレせず体力的に楽な副業を選ぼう
体力に自信がある人でも、翌日はヘトヘトになってしまうことが多い引っ越しスタッフ。本業への影響が大きい上、運が悪ければ本業の会社の人も見つかってしまう可能性があるため、正直なところ、副業としてはあまりオススメできないアルバイトだと思っています。
副業とは、限られた時間を最大限利用して稼ぐものであって、ともすれば体を壊しかねない無茶をしてまでして行うことではありません。「すぐにお金を稼ぎたい」「体力をつけない」といった理由がなければ、体力的に楽な副業を選びましょう。
副業初心者には、無在庫輸入をオススメしています。寝る前に1~2時間簡単な作業をすればいいだけなので、本業が忙しい人にピッタリです。難しいイメージがあるかもしれませんが、実はやり方は決まっているので、続けていく根気さえあれば誰にでもできます。
まとめ
サラリーマンにオススメの副業として紹介され、実際に人気も高い引っ越しスタッフ。時給が高く、いつでも募集があるのですぐ始められる仕事ですが、完全なる肉体労働ですから、よほど体力に自信がある人でなければ本業との両立は難しいでしょう。
引っ越しスタッフのアルバイトはお給料を「即金日払い」で渡しているところも多いので、突発的にお金が必要になったときに助かるというメリットがあります。ただし、何度も解説しているとおり体力的にキツい仕事であり、本業にバレてしまう可能性も含んでいることから、定期的に行う副業としてはあまりオススメできません。
顔バレせず、定期的に続けていきたいなら、体力的に楽で誰でも始めやすい「無在庫輸入」の副業がオススメです。少ない作業で高い利益を出すことができます。