副業でネットビジネスをやっている一人社長は外注化する際に外注さんをどのように教育したらいいか、指導方法について悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
自分がビジネスである程度の結果を出してくると「自分と同じようにできる人があと2、3人いれば、もっともっと飛躍できるのに」と思いますよね。そこで重要なのが外注さんですが、自分が今まで身に着けてきたこと、やっている方法をどうやって伝達すればいいのかは悩ましいです。
しかし、外注さんというのは基本的にやる気がないものです。仕事に対する責任感も違いますので急に連絡がつかなくなったりするし、納期を守れない人もたくさんいます。
また個々の能力や理解力には違いがありますのでどんな風に仕事を振ったら上手く伝わるのかも違います。よって、ネットビジネスにおける「外注さんをどのように指導したらいいのか」というテーマは、永遠に続くのです。
しかし、外注の教育を停滞させるわけにはいきません。個の力の強化なくしてビジネスの強化はありません。
今回は効率的にかつ辞めさせないようにスタッフや部下、外注さんたちを成長させる方法を紹介します。副業やネットビジネスに取り組む人だけでなく、いま会社員として部長や課長など上位レイヤーとして部下を教育している人にも役立つはずです。
外注さんの選び方・採用の基準
様々な作業を外注さんに振ろうとしてクラウドワークスやランサーズなどで募集をかけるといろいろな人からの応募があります。専業主婦や子持ちのシングルマザー、ニートっぽい人など多岐にわたります。
僕が外注の採用に当たって心がけているのは主婦の人、女性を重視するということです。
クラウドワークスやランサーズなどで仕事を探している女性の中にはスキルの高い人がいる可能性が非常に高いと感じています。
元はバリバリ仕事をしていたけれど、結婚またはそれに伴う移住などで今まで通りの仕事が出来なくなってしまった。また出産に伴って休職・退職しなくてはいけなくなった。子育てが理由でフルタイムでは働けない。など、中長期に渡ってスキルを活かすことができない何らかのやむを得ない事情を抱えていることが多いからです。
偏見を持つわけではないですが、逆にいい年齢の男性というのはちょっと難しい人が多いかなという印象です。心身共に健康な男性で外に働きに出られない事情というのはなかなかありませんよね。
あくまでも私の個人的な経験則に基づくものですので、主婦だったら全員すごいとかクラウドソーシングで仕事に応募している男性が全員ニートだとかそういう極端な話では無いです。
ただ、お金を払うのは我々依頼する側なので、失敗をなるべく避けるための一つの基準値としてなんとなく念頭に置いておくといいのではないかな。と思います。
外注さんを4種類に分けて教える
募集をかけて集まった外注さんに効果的な指導方法を行うためには、まずはその外注さんの性質を知る必要があります。お仕事について具体的なやり取りをしていく中で次の4種類に分けてみるといいでしょう。
- A:スキルが高く、やる気がある人
- B:スキルは高いが、やる気がない人
- C:スキルは低いが、やる気がある人
- D:スキルが低く、やる気もない人
A:スキルが高く、やる気がある外注とどう付き合うか
スキルが高く、やる気がある外注さんは、基本的には放っておきましょう。
なぜならこのAタイプの優秀な人材は、数々のクライアントと仕事をしてきており、自分のペースを保ちながらもこちらの要望に応える手段を知っているからです。というより、自分のペースで仕事をするために、苦労してスキルを身につけてきたのです。
Aタイプの人にマウントを取ろうとして下手な指導や要求をすると、それはそれで逃げられてしまいます。その結果、せっかくの全体的なビジネスのパフォーマンスが落ちてしまいます。
放置と無視は、全然違います。この場合の放置とは、じっと見守りながらも、敢えて余計な口を出さずハンパな手助けもしないことです。
業務を遂行する上で何か困ったことや判断が必要になった時に手助けするくらいで大丈夫です。
B:スキルは高いが、やる気がない人にどう仕事を完遂してもらうか
スキルが高いがやる気がない外注さんは、報酬が足りていない。もしくはあなたの声かけ(誉め言葉)が足りていない可能性が高いです。
いずれにしても、外的刺激によって、Bタイプの人をAタイプに引き上げる必要があります。Bタイプがもっとやる気を出して活躍してくれれば、あなたのビジネスは大きく飛躍することでしょう。
そのためには、なぜやる気が出てこないのかをリサーチする必要があります。
ただリサーチといっても、なにも極秘に行う必要などありません。Bタイプはスキルが高い人なので、積極的にコミュニケーションを取って「いま何か気になることがありますか?」と尋ねていけば多分大丈夫です。
あとお金はモチベーションです。報酬額の見直し(上方修正)は大いに実施していきましょう。金払いが悪いと優秀な人材はいとも簡単に離れていきます。
重要なのは絶対的な金額ではなく、今のあなたに出来る範囲で気持ちを報酬額に変えて伝えていくことが必要です。100円でやってもらっていた作業を150円にしてあげるだけでも全く反応は違ってくるはず。
外注さんを「外注」と考える自分の意識から改革し、仲間であるという意識を持って接する事。そして見合った報酬を「ご褒美」として与えていくことをためらってはいけません。また絶対にやってはいけないのが報酬のディスカウントです。
C:スキルは低いが、やる気がある人をどうスキルアップさせるか
実は一番厄介で骨が折れるのがこのタイプです。やる気はあるので難易度の高い仕事に向かって頑張ろうとしますが、マニュアルなどを与えたとしても理解力も足りず自分一人で内容を身に着けることができないから結果的にまともに仕事を回せるようになるまでの指導が手厚くなってしまいます。
「やってる風」を出して努力している姿勢を見せようとしてきますので、とにかく質問や連絡が多くなりがちです。つまり、あなたの時間がどんどん取られていきます。この特徴に加えて「プライドの高さ」などが加わると、さらに厄介です。
ただCタイプも貴重な人材ですので、気長に指導して教育して戦力にしていきましょう。型にハマって上手く回り始めるとすぐにAタイプくらいのパフォーマンスを出せるようになっていきます。
まずは早い段階でスキルが低いことを自覚させなければなりません。プライドが高い人の場合は伝え方に要注意です。
中途半端に「やる気は認める」などと褒めるのはNGです。フォローしているような甘い声掛けすると、Cタイプは自分の問題点は都合よく忘れて、「そうか、私のやる気は高く評価してくれているのか」と安心してしまうからです。
いまやってもらわないといけないこと、身に着けてほしいスキルについてしっかりとフォーカスして話を進めていきます。こちらが必要とするパフォーマンスをクリア出来た時に褒めるとか報酬をあげていくということをやっていきます。
D:スキルが低く、やる気もない人をどう指導するか
スキルが低くやる気がない外注さんには、難易度の高い仕事や一回分の量の多い仕事はなるべく振らない方がいいです。一回分の仕事が小さくて簡単なものを何回にも分けて振っていきます。
つまりDタイプの人にはAやBのようなスキルのある外注さんの時間を使ってやらせるのはちょっともったいないなと思えるような雑務を振るようにするのです。
AタイプとBタイプも最初は簡単なタスクを任せるために契約しているかもしれませんが、スキルアップしたり仕事の内容になれてきた段階で雑用から解放してあげてやる気に応じてレベルが高くて報酬単価のいい作業を振ってあげるようにしたいです。
そうしないと人の成長に合わせてビジネスを大きくしていくことはできません。
ただ、Dタイプに雑用雑務を任せるとき、「雑用を押しつける」というニュアンスは出さない方がいいです。間違っても「君にはこれくらいしかやらせられない」などの嫌味は絶対に言わないでください。
まとめ~作業をやってもらう中で人を見る
ネットビジネスは個人で大きく稼ぐことが出来るのがメリットですが、結果を出していくにつれて「この作業は自分以外の誰かにやってもらいたい!」とか「自分がもう一人いたら・・・」と思うことは増えてくるでしょう。
そこでビジネスを大きくしていくために外注さんを契約するのはいつかは必ず通らなければいけない道です。
でも「外注」とはいってもそこには人と人のやり取りがあります。決まったオフィスに出勤して毎日顔を合わせるわけではないという場合が多いですし、チャットワークやメールなどの文字でのやり取りであればコミュニケーションの難易度は上がります。
重要なのはその外注さんの「人」を見るようにするということ。最初はどんな人なのかわからなくても作業を進めていく中でどんな人なのかを素早く見定める必要があります。
カウンセリングするかのような気持ちで外注さんとのやり取りの一つ一つの中からその人の人となりを判断できる情報を見つけ出せるように頭を使っていきたいところです。
外注化に踏み切る分岐点
いくら外注化で収益を上げると言っても、成功事例を作っておかないと意味がありません。外注化というのは0から1を作るのではなく1を10にも20にもブーストさせるためのテクニックにすぎません。
仮に副業で物販ということであれば、せめて月収50万くらいは作っておきたいですね。外注化で人手を2倍にすれば100万がみえるわけですから。
もしあなたがまだ最初の実績を作るのに苦戦しているのであれば、僕が素人さんに本業の収入を超えるほど徹底的に稼がせた9万円相当のマーケティングレポートを無料でプレゼントしていますので良かったら受け取ってくださいね。