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副業を始めるならAmazon転売!基本情報を徹底解説

副業で転売を始める時に「どのプラットフォームを使おうかな?」と考える人は多いと思います。現在、ネット上で転売を行うならヤフオク!やメルカリなどのフリマアプリが人気です。

 

そしてもう一つ、転売を始めるのに適したプラットフォームにAmazonがあります。Amazonで商品を販売、転売している個人の方は非常に多いですが、具体的にAmazonで転売を行うにはどうすればよいのでしょうか?今回はAmazon転売の基本情報について徹底解説します。

 

 

Amazon転売とは?

Amazon転売という言葉はネットビジネスを検討している方なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。Amazon転売とは文字通り、自身で仕入れた商品をAmazon上で販売することです。

 

Amazonはアメリカのワシントン州の都市・シアトルに本社を構えるWeb通販サイトであり、正式名称はAmazon.com.Inc(アマゾン・ドット・コム・インク)です。日本ではAmazon.co.jpとしておなじみの通販サイトですね。

 

2018年2月1日に発表した2017年決算によると、売上高は前期比30.8%増の1778億6600万ドル、純利益は同27.9%増の30億3300万ドルとのことです。これは2017年の為替レートを1ドル=112円で換算した場合、売上高は19兆9209億9200万、純利益は3396億9600万となります。

 

またオンラインストアの売上も同20%増の1083億5500万ドル(日本円換算で12兆1357億円)を誇っているモンスターECサイトの一つです。この巨大プラットフォームでは自身が仕入れた商品を販売(転売)することが可能であり、これをAmazon転売と呼びます。

 

これだけのモンスター市場ですから、転売やネットショップを開業したい方などからの注目度も非常に高いです。売上高をご覧になってわかるようにAmazonで出品ができれば当然売れる可能性というのは高まります。しかし、その注目度の高さからライバルも多いため、Amazonで安定した副収入を得るにはそれなりの知識やコツをしっかりと蓄える必要もあります。

 

 

Amazonの出品(出店)プランは大口・小口の2種類

Amazonで仕入れた商品を出品するには最初にAmazonマーケットプレイスへの登録が必要です。そして登録時には2つの出品(出店)プランから自身の希望のプランを選択することになります。それが「大口出品サービス」と「小口出品サービス」です。ここでは2つの出品サービスの内容を詳しく見ていきましょう。

 

小口出品サービス

小口出品サービスは主に小規模で販売、転売を行いたい個人出品者向けのプランとなります。小口出品サービスは後述する大口出品と異なり、月々の登録料が発生しないのが大きな特徴です。

 

したがって初期費用が心配という方でもAmazonの小口出品プランであれば、問題なく販売(転売)を行うことができるでしょう。ただし、小口出品の場合でもすべてが無料というわけではありません。小口出品では以下のようなケースにおいて料金がかかることになります。

 

  • 1点注文ごとに100円の基本成約料
  • 注文成約時にかかる販売手数料

 

この2点に加えてアカウントの設定完了時に、アカウント確認料金として1円が出品者のクレジットカードに請求されます。ご覧のように小口出品の場合は商品が売れてから料金が発生するのが基本です。

 

また注文成約時にかかる販売手数料ですが、こちらはAmazonの商品カテゴリーごとに料率が異なります。したがって同じ価格の商品が売れても、カテゴリーが異なれば販売手数料も変わってくるため、この点は注意が必要となります。

 

Amazonの販売手数料は概ね8%~15%に設定されています。この他、本、ミュージック、ビデオ、DVDには別途カテゴリー成約料がかかるため、該当する商品の出品を検討している方は忘れないようにしておきましょう。

 

また小口出品の場合は時計、ジュエリーカテゴリーの商品を出品することができなかったり、Amazonですでに売られている商品しか出品できないという制約もあります。購入者が選択できる決済方法も「クレジットカード」「Amazonギフト券」「Amazonショッピングカード」の3種類のみとなるので、本格的に転売を行いたい方には若干物足りなさが残るプランともいえるでしょう。

 

ただし先ほども説明したように資金面で不安がある方や転売初心者の方には非常におすすめのプランとなります。自身の現在の状況や経験年数などをしっかり把握した上で小口出品の登録を検討してみるのもよいでしょう。

 

大口出品サービス

大口出品サービスは月に50点以上の商品の販売を見込むことができる方におすすめのプランとなります。また小口出品では使用できない便利な各種ツールが利用できるのも大口出品サービスの魅力といえるでしょう。大口出品サービスにかかる料金は以下のとおりとなります。

 

  • 月間登録料4,900円(税抜)
  • 注文成約時にかかる販売手数料

 

注文成約時にかかる販売手数料は小口出品と同様ですが、大口出品は売れる、売れないに関係なく毎月4,900円の登録料が発生します。この点が小口出品と大口出品の大きな違いの一つとなります。

 

売上が0円でも必ず4,900円の料金がかかるため、ある程度の売上を見込むことができる方向けのプランともいえます。ただし、前述のようにAmazonの大口出品は売るためのツールが充実しています。

 

したがって小口出品よりも商品が売れやすいプランであることは間違いありません。また一部制限はあるものの、出品数やカテゴリーも無制限に設定されているため、大量出品も可能となります。大量出品をサポートする一括出品ツールの利用も可能なので、煩わしい商品登録作業も難なく行うことができます。

 

この他、小口出品ではできないオリジナル商品の出品もできますので、OEM商品の販売を検討している方にも適したプランです。また注文管理レポートの利用が可能など大口出品はビジネスレポートが非常に充実しているため、本格的に転売を行いたい方や企業向けのサービスといえるでしょう。ちなみに小口出品では3種類しかなかった購入者の決済方法も以下のようになっています。

 

  • クレジットカード
  • Amazonギフト券
  • コンビニ決済
  • 代金引換
  • Edy払い
  • Amazonショッピングカード
  • 請求書払い(Amazonが認定する法人・個人事業主のお客様のみ)

 

ご覧のように大口出品では一部条件はあるものの、7種類の決済方法を購入者の方に提供できます。消費者の立場からしてみると希望の決済方法がなかった場合は購入を断念するというケースもよく見かけるため、この点は非常に大きなメリットといえそうです。

 

本業を超える副収入を目指している方、資金面である程度の余裕がある方は大口出品への登録を検討してもよいでしょう。また転売経験が長く、売るためのコツや知識を持っている方も当然ながら大口出品への登録を推奨します。

 

 

Amazon転売の大まかな流れを解説

ネット上で販売や転売を行うのが初めての方は「Amazonに出品するのは何だか大変そうだ」と感じていることが多いようです。しかし、Amazonで転売を行うための作業はそれほど難しくはありません。正しい順序で実践すれば、簡単に商品の出品から注文後の発送まで行うことが可能です。ここではAmazonで転売を行う際に発生する大まかな流れを解説します。

 

Amazon転売の流れ①~Amazonマーケットプレイスへの登録~

まずは先ほども取り上げたAmazonマーケットプレイスへの登録ですね。この登録を済ませないと出品も不可能となりますので、この作業は全員が行う必要があります。前述のようにAmazonでは大口出品、小口出品の2種類のプランがありますので、自身が希望するプランを選択するようにしましょう。Amazon出品者アカウントを登録するには以下のものが必要となります。

 

  • メールアドレス(フリーメールでも可)
  • 電話番号
  • クレジットカードもしくはデビットカード
  • 銀行口座
  • Amazon購入者アカウント

 

この5点が事前に揃っていれば出品者アカウントもすぐに作ることができます。出品者用アカウントの大まかな登録手順は以下のとおりとなります。

 

  1. Amazonアカウント取得(すでに取得済みの場合は飛ばしても問題ありません)
  2. 大口出品、小口出品を選択して出品用アカウントを登録
  3. 出品する商品を検索、決定し、マーケットプレイスに出品する
  4. 出品商品の説明文、コンディション、価格などの情報を入力する
  5. 出品登録の手順や注意事項を確認後、出品用アカウントの情報を入力する
  6. 店舗名またはニックネーム、クレジットカード情報、住所、電話番号を入力する
  7. 電話による本人確認を行う
  8. 本人確認完了後に確定の画面が表示されるので問題がなければ確定ボタンをクリック
  9. 商品の確認と出品画面が表示され、出品が可能となる

 

以上がAmazonの出品用アカウントの大まかな作成手順となります。この登録方法は大口出品、小口出品に関係なく共通となっていますので、事前にある程度把握しておくことを推奨します。

 

さらに詳しい登録手順や方法はAmazonの公式サイトにて確認できるので、参考にしてみてください。

【参考サイト】Amazon.co.jp「出品ガイドツアー」

https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?ie=UTF8&nodeId=3245791

 

Amazon転売の流れ②~注文確定後、商品を発送する~

出品した商品が売れるとAmazonから「商品を出荷してください」という内容のメールが送られてきます。出品者はこの注文確定の連絡が届いてから、購入者情報を確認し、梱包作業や発送手続きを行うようにします。

 

管理画面にて納品書の印刷も行うことができるので、自宅にプリンタがある方は自宅、プリンタを所有していない方はコンビニ等で印刷するようにしましょう。梱包、発送が完了したら、管理画面にて「出荷日」「発送方法」「トラッキング番号/お問い合わせ伝票番号」といった情報を入力後に「出荷通知を送信」ボタンをクリックします。

 

その後画面上に「出荷通知完了」と表示されたらその商品の出荷は完了となります。また大口出品の場合はAmazonが商品の保管から注文処理、出荷、配送、返品までのサポートを行ってくれる「FBA」を利用することができます。FBAを利用することで配送に使っていた時間を他の作業に回すことができますので、作業効率化という面でも大きく役に立つでしょう。

 

Amazon転売の流れ③~売上金の入金~

注文確定、商品の配送も完了したら後は売上金の入金を待つのみです。Amazonの売上金の入金サイクルですが、基本的にはクレジットカードを登録した曜日から2週間毎に振込手続きが行われます。

 

例えばですが火曜日にAmazonにクレジットカード情報を登録したら、次回のAmazonからの売上金の入金は翌々週の火曜日に振込手続きがされるということになります。注意点としてはこの14日周期はあくまでも売上金の入金の振込手続きが開始されるだけということです。

 

つまり自身の銀行口座に振り込まれるのは14日目以降となります。実際に手続きが行われてから、口座に入金されるのは進歩状況にもよりますが大体3日前後であることが多いです。

 

この点は土日や祝日などの関係で多少のズレが生じますので、あくまでも目安として覚えておくようにしましょう。ちなみに14日周期の売上金振込手続きですが、これは大口出品に登録した場合のみです。

 

小口出品の場合は各自で振込申請を行い、売上金の入金を待つことになります。無事に売上金が振り込まれたら、後は出品作業に戻り、注文が確定したら配送を行うといった繰り返し作業となります。万が一、売上金が振り込まれない場合はAmazonに問い合わせをするようにしましょう。

 

 

まとめ

Amazon転売は楽天市場やYahoo!ショッピングのような事前審査というものがありません。したがって本業を持つ個人のサラリーマンの方でも、すんなりと始めることができるのが大きな強みです。また商品リサーチなど多少の努力やコツも必要となりますが、Amazonはとにかく購入ユーザーが多いので、正しい方法を実践すれば普通に商品が売れる可能性は高いです。

 

まずはお試しでという方や初期費用に不安がある方は小口出品、本格的に転売を行いたい方であれば大口出品がおすすめです。1個でも商品が売れればそれが大きな自信にもつながりますので、現在不安や疑問を抱えている方は少しずつでもよいので手を動かしてみましょう。

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