僕の副業セミナーには、いつも大体20人ぐらいの若いサラリーマンや中高年の主婦が来ます。
多いときでは50人くらいになりますが、それはまあ例外として。
副業セミナーでは、僕は大体3時間くらい話します。
その後はみなさんとトークディスカッションをします。
僕の副業セミナーで、不熱心な人は1人もいません。
でも僕は感じることができるのです。
「ああ、きょうも5%ぐらいだな」って。
大体いつも5%ぐらいです。
とても小さな数字です。
でもいまの僕には、5%が限界なのです。
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人の心に届く確率は5%
何が「5%」かというと、本当に副業をしたいと思っている人の割合です。
繰り返しになりますが、僕の副業セミナーに参加する20人の人たちは、100%僕の話を楽しみにしてくれています。
そして参加者の100%が、僕の副業「無在庫輸入ビジネス」に関心を示してくれます。
なのに、本当の本当に理解してくれるのは、そのうちの5%にすぎないのです。
真剣に教えを乞う人はほんの一握り
僕のセミナーで途中退席した人は1人もいません。
僕の副業解説は、「お金を増やしたい」「生活に余裕を持たせたい」という人に100%刺さります。
でも、5%なんです。
5%の人しか「西原さん、もっと副業を教えてください、真剣に教えてください」と言ってくれないのです。
心を動かすのは簡単、人を動かすのは難しい
人の心を動かすことは、それほど難しくありません。
例えば僕はかつて、サラリーマンをしながら副業で無在庫輸入ビジネスを手がけ、最高で月収1,400万円、コンスタントに月200万円を売上げていました。
偉そうな言い方になるのを覚悟して申し上げますが、そういう成功者である僕がしゃべれば、聴衆の心は100%動かすことができます。
なぜなら、みなさん、例外なく「西原のように稼ぎたい」と思うからです。
でも、「稼ぎたいと思うこと」と「稼ぐために動くこと」はまったく意味が異なるのです。
さすがの僕も「よし明日から副業をやろう」と動かすことができるのは、せいぜい5%なのです。
副業に取り組む人は良い環境にいる人が多い
「よし明日から副業をやろう」と動き出す5%の人と、「副業でそんなに儲かるのか、すごいなあ」で止まってしまう95%の人の違いはなんなのでしょうか。
これは長らく僕の課題でした。
できれば5%を10%20%へと増やして、95%を90%80%に減らしたいと思っています。
でも5%と95%の比率は、なかなか変わりません。
環境が悪いんだと気付いた瞬間
僕が、副業に取り組む人を増やしたいのは、「副業」というものは、副業を始める人にも日本経済にも僕にもよいことだからです。
だから僕はなんとしても、僕の副業セミナーに参加した人に副業を始めてもらいたいのです。
だから僕は苦しみました。
「どうして『副業をやろう』と決断する人が100%にならないのだろうか」と。
そしてある日分かったのです。
僕の話を聞いて副業を始める人は「良い環境」に住んでいる人だと。
そして僕の話を聞いても副業に取り組む踏ん切りがつかない人は「悪い環境」に住んでいる、ということが。
「環境をつくる人」と「環境につくられる人」がいる
世の中の人間は、やる人とやらない人に分かれます。
僕はやらない人には興味がないので、ここでもやらない人の話はしません。
そして、やる人は、「環境をつくる人」と「環境によってつくられる人」の2種類に分かれるのです。
前置きが長くなりましたが、ようやくこの記事のメーンテーマにたどり着きました。
環境をつくるひとと環境につくられる人について、詳しくみていきましょう。
環境をつくる人は格好いい
環境をつくる人とは、いわば周囲の人を自分の磁場に引き込むようなパワーを持っている人です。
人間的な魅力があり、その人に出会った人は誰でもその人を好きになります。
好きにならずにいられないのです。
投資を呼び込む人
環境をつくる人は、お金を集める力も持っています。
投資家がその人に投資したくなるのです。
夢物語に説得性を持たせることができるプレゼン能力を持つ人
環境をつくる人は、夢を語ります。
その夢は、ちょっと聞いただけでは荒唐無稽でバカげています。
でも10分も話を聞いていると、実現できそうな気になってくるのです。
そうです、環境をつくる人は、プレゼン能力も優れているのです。
何度も成功する人、失敗しても成功する人
そして、環境をつくる人は、必ず成功しています。
普通の人、つまり環境によってつくられる人たちは、どんなに頑張っても人生の中で1回成功するかどうかなのに、環境をつくる人は何度も成功します。
でもだからといって、環境をつくる人だって失敗します。
しかしまた成功するのです。
なぜなら、投資家は、環境をつくる人を放っておかないからです。
環境は人が集まってつくるもの
環境をつくる人は、人を育てます。
そして環境をつくる人のまわりに集まってきた人たちは、環境をつくる人に育ててほしいと願います。
「環境」は1人ではつくることができません。
「すごい」と評価される人が広い野原の真ん中に突っ立っていても、「環境」は生まれません。そういう人はいくらすごくても、環境をつくることはできません。
環境とは、環境をつくる人と、その人のまわりに集まってきた人によってつくられる空間のことです。
環境をつくる人はそれを知っていて、それで積極的に人を集めようとします。
僕はいま、僕のメンター(師)のことを思い浮かべながら、この話をしています。
僕に副業のノウハウと「生き方」を教えてくれた僕のメンターは、間違いなく環境をつくる人です。
僕の人生の目標は、メンターのように環境をつくる人になることです。
環境によって作られる人の方が多い
ただ残念ながら、誰もが環境をつくる人になれるわけではありません。
そして僕も、環境をつくる人にはなかなかなれません。
僕が一生懸命仕事に取り組むのは、メンター(師)のように環境をつくる人になるためなのですが、やはり簡単には到達できない領域です。
でも僕は、せめて「環境によってつくられる人」にはなろうとしています。
環境ってなんだろう
環境ってなんでしょうね。
環境はなぜ大切なのでしょうか。
例えば、英語がまったくできない人が、外国人ばかりの環境に身を置くと、そのうち必ず英語を話せるようになりますよね。
アメリカやイギリスやインドに住めば、すぐに英語をマスターできます。
でも日本にいては、何年も英会話教室に通っても英語ができるようにはなりません。
また、例えば、真面目で勤勉な子が不良グループに1年も入れば馴染んでしまいますよね。
煙草を吸うようになって、お酒を飲むようになって、堕落していきます。
それはその子の性根が悪いのではなくて、環境が悪いのです。
このように、人の成長における変化には、必ず環境が関わってきます。
環境は人を簡単に変えるのです。
ビジネスの環境も同じ
これをビジネスシーンに置き換えて考えてみましょう。
お金持ちの人がたくさん居る環境に身を置くと、誰でもお金持ちになれます。
なぜなら、お金持ちの態度が自然に身に付くからです。
お金持ちになれる行動を真似るようになるからです。
日本の英会話教室に大金を投じていた人が、一念発起してアメリカに行けば、簡単に英語が身に付きます。
英語を話せるかどうかは、英語力があるかどうかでもなく、努力したかどうかでもなく、良い環境にいたかどうかにかかっているということです。
お金持ちの人はあなたからの質問を待っています。あなたが「どうやったらお金持ちになれますか」と尋ねることを待っているのです
お金持ちになれるかどうかもこれと同じです。
お金をつくる能力があるかどうかなんて、ほとんど関係ありません。
お金をつくる努力も、簡単に無になります。
お金持ちになりたければ、お金持ちの人がたくさんいる場所に行くことです。
そこでお金持ちの人に「どうすればお金持ちになれるのですか」と聞けばいいのです。
お金持ちの人はとても親切です。
だからあなたの質問に丁寧に答えてくれるでしょう。
「○○をすれば、お金持ちになれますよ。ね、簡単でしょ」と教えてくれるでしょう。
その「○○」は、お金持ちによって異なります。
僕のメンター(師)は僕に、無在庫輸入ビジネスという「○○」を教えてくれました。
そうなのです。
僕が成功したのは、メンターたちのグループに入ったことで、「環境」を手に入れることができたからなのです。
まとめにかえて〜人生を変える為には良い環境に身を置く事
環境をつくる人になることは難しいです。
そうですね、僕のメンター(師)クラスの人じゃないと、環境をつくるなんて大事業はできないでしょうね。
でも、環境によってつくられる人になることは、誰でもできます。
良い環境に身を置きましょう。
そうすればより良い人生に変えることができるのです。