フットサルは男女問わず人気のスポーツで、学生だけではなく社会人にも多く親しまれています。
屋内で行うため天候に左右されない、少人数でも始められるといった手軽さが人気を博しているようです。
そんなフットサルですが、ある程度プレーを重ね、大会に出てみたりする方も増えてきています。
仲間内で楽しんでいるうちは問題ありませんが、大会には正式な審判が必要となる場合もあり、フットサル審判員を副業として行うことに注目が集まっています。
今回はフットサル審判員とは何か、副業として行うためにはどうしたらいいのかを解説していきます。
フットサル審判員って何?
公式なものだけでなく、大会やイベントで審判を行う仕事です。
また、基本的には試合の審判だけでなく、イベントの設営や撤去、受付業務、備品の管理なども行います。
フットサルの試合で必須の役割
フットサルにもきちんとしたルールがあり、仲間内で楽しむのにはそこまで厳密に行う必要もありませんが、他のチームと試合を行う上ではそうはいきません。
特にフットサルの場合、前後半20分、合計40分の試合時間の中で激しく動くスポーツですので、時には相手との衝突や冷静なプレーができない場面などもあります。
そんな時のために、プレーに直接関与しない立場からの冷静なジャッジが求められます。
フットサルの審判は主審一人と副審二人で行い、主審は主にコンタクトに関するジャッジを、副審はラインに関するジャッジを行います。
また、コート外にはタイムキーパーもいますので、それを担当する場合もあります。
実は資格がなくても可能!
審判員には1〜4級の資格がありますが、基本的には資格不要の仕事であるため、普段からフットサルに親しんでいる方であれば、問題なく審判員になることができます。
資格が必要な試合は公式戦と呼ばれるもので、都道府県のサッカー協会が主催するものは3級以上、地域サッカー協会主催のものは2級以上、JFA(日本サッカー協会)主催のものは1級以上と定められています。
ちなみに、4級は都道府県のサッカー協会の支部や地区、市町村のサッカー協会に所属する団体などの主催する試合を担当しますが、もちろんこれらもれっきとした公式な試合として認められています。
それ以外は資格を持っている必要はありませんが、ある程度の知識と経験が求められます。
選手と一緒にコートを走り回るので体力が必要
試合中は常にコートの中を選手と一緒に走り回るので、かなりの体力が必要になります。
特に公式戦の場合はシビアなジャッジが求められますので、激しい運動をしながら冷静な判断を下さなければなりません。
また、規模の小さい大会だと試合以外にも設営や受付の業務をこなすこともありますので、そういった意味でも体力仕事と言えるでしょう。
フットサル審査員ってどれくらい稼げるの?
時給の相場としては1,000円から1,200円程度となっており、地方の小さな規模の大会だと900円代の場合もあります。
審判員として働く場合は1日4時間から5時間程度の実働となりますので、1回あたり5,000円として、土日の両方で働いた場合、月に40,000円ほど稼げる計算になります。
なお資格を持っている場合、採用に有利なのはもちろん、時給も100円アップなど好待遇となっています。
さらに経験を積み、審判員だけでなく、大会全体の運営を行うディレクターと呼ばれる仕事を任されるようになると時給は2,000円にまで上がります。
そしてディレクターの場合、最低でも8時間は働くことになり、大きな大会だと10時間勤務なんてこともありますので、1日で20,000円を稼ぐことも可能になります。
副業としては破格の金額となりますが、資格のない審判員だとしても趣味を兼ねた副業となりますので、大きなストレスなく稼ぐことができる仕事となっています。
フットサル審査員にはどうやってなるの?
まずは経験を積む!
副業として行う前にプライベートやボランティアで少しづつ経験を積み、審判としての最低限の知識などを獲得しておきましょう。
いきなりアルバイトに応募しても経験がないとなかなか採用されません。
何度か審判員を行い、ある程度慣れてきたら資格不要で行えるものを求人サイトなどで探し、条件に合うものをこなしていきます。
また、規模の大きい大会では審判員ではなく、受付専門スタッフなども募集していることもありますので、そういったもので現場の雰囲気に慣れるのもいいかもしれません。
フットサル審判員になるための一般的な手順
資格のいらない場合は、上記の通り求人サイトで探すことになりますが、資格をとると決めた場合の手順を解説します。
まずはJFA(日本サッカー協会)が主催する認定講習を受講し、筆記試験や実技試験を受け、それに合格したら認定料を納め、晴れて審判員としての資格が認定されます。
審判員の資格は級に関係なく1年毎の更新となり、毎年更新講習を受け、認定料を納める必要があります。
基本的なルールが変わることは滅多にありませんが、細かな修正があったり審判としての質の維持のために毎年更新制となっていることに注意しましょう。
まとめ
基本的には資格不要で趣味を兼ねた副業であるフットサル審判員ですが、資格を取って公式戦で活躍することができれば大きく稼ぐチャンスにもなります。
さらに経験を積めばディレクターと呼ばれる大会運営位を統括する立場になれ、さらに大きく稼ぐことができますので、興味がある方はまずは手頃な大会のボランティアから初めてみてはいかがでしょうか。