サラリーマンとして会社で働きながら、副業で音楽活動をしている人が最近増えてきています。
ですが、サラリーマンが副業で音楽をやるのはあまり現実的ではありません。
今回は、副業ミュージシャンの仕事内容を見ていきながら、なぜサラリーマンが副業で音楽をするのはあまり現実的ではないのかを詳しく解説していきます。
サラリーマンをしながら音楽で副業収入を得ることは可能
音楽活動と言っても、メジャーデビューしてCD発売するだけが音楽の仕事ではありません。
メジャーデビューする以外にも様々な働き方で音楽収入を得ることができます。
サラリーマンでも音楽活動をして副業収入を得る方法はいくつかあります。
最近では、自分の演奏しているところや歌っているところを撮影してネット上にアップして再生数に応じて収入を得ている人もいたりします。
音楽の副業で収入を得る方法
サラリーマンが音楽の副業で収入を得る方法として主にスタジオミュージシャンや楽曲提供などの方法があります。
どのようにしたら収入が得られるようになるのかひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
1、スタジオミュージシャン
ソロ歌手など自分以外アーティストがCDのレコーディングを行う時に演奏を手伝うことで収入が発生するのが、スタジオミュージシャンです。
スタジオミュージシャンは副業でもできますが、レコーディングの進み具合や撮り直しをする場合などによって拘束時間が変わってきます。
長い時間拘束されることが多いため、スタジオミュージシャンは副業でやっている人よりも専業の方が圧倒的に多いです。
サラリーマンの場合だと休みの日しかスタジオミュージシャンの仕事をすることができないため、
スケジュールが合わずなかなか仕事ができないということもあります。
2、楽曲提供
副業で音楽をやっている人達は楽曲提供して収入を得ている人が多いです。
企業で使われる楽曲は一般人からも募集をして、コンペで勝ち抜いた楽曲が使われることが多いです。
楽曲制作は自分の活動時間と相談しながらできる働き方ではありますが、楽曲コンペの納期などはちゃんとあります。
本業の仕事が終わってから、どれだけ楽曲制作に時間を作れて納期までにきちんと提出できるかがポイントとなってきます。
3、レッスン講師
ギター講師やピアノ講師など、レッスンを受け持つ時間を調整することで副業でもレッスン講師を行うことが可能です。
ただし、楽器をやったこともない未経験者に教えることも多いため教えることがたくさんあり、体力的にも精神的にもキツイ場合もあります。
その上報酬が少ないので、サラリーマンが副業としてレッスン講師をやるのはあまり割に合わないです。
副業ミュージシャンは可能だけど難しい理由
サラリーマンが副業でミュージシャンをやるのは可能ではありますが、なかなか難しい問題もあります。
サラリーマンの場合、副業でミュージシャンをやるとなると主に時間的な問題がでてきます。
具体的にどういうことなのか詳しく見ていきましょう。
1、練習時間の問題
音楽・楽器に触れている時間が長い人の方が、当然ですが腕も磨かれるので業界的に評価されやすくなります。
そのため副業ミュージシャンよりも、専業ミュージシャンの方が技術的に評価されて仕事が多いこともあります。
サラリーマンの場合、本業の仕事が終わって練習するとなると夜に練習をすることなってしまうので、
家族や近隣の住民に楽器の音が迷惑となってしまう場合もあります。
防音などの対策をしないと練習できる時間が限られてきてしまうこともあります。
そのため、サラリーマンは練習時間の確保と技術の向上が課題となってきます。
2、本業の都合と折り合いがつかないと仕事がなくなる
副業ミュージシャンは、一度決まってしまうと居酒屋のバイトなどと違って代わりが効かない職種です。
本業のせいで穴が空いてしまったり、納期の遅れがあった場合などのミスがあると、次から仕事は無くなります。
他の業界よりもかなり音楽業界はシビアな世界です。一度のミスでもその後の仕事に大きく関わっていきます。
きちんと本業の都合と折り合いがつけられないと、サラリーマンが副業ミュージシャンをするのは難しいかもしれません。
まとめ
サラリーマンが副業で音楽をやるのはあまり現実的ではありません。
現実的ではない理由としては、副業ミュージシャンをスタートするためにも楽器の練習時間、作曲の練習など時間の確保をしなくてはいけません。
実際に副業ミュージシャンを初めてからも、作曲のコンペに向けて制作をするために本業が終わってから時間を費やしたりしなくていけません。
また、スタジオミュージシャンの場合には長時間にわたって拘束されるため本業とうまく折り合いをつけられないと、
サラリーマンがやる副業としてはなかなかハードルが高いものになっています。
本業の仕事のせいで、副業ミュージシャンの仕事に穴が空いてしまったり、コンペの納期に間に合わないなどがあると次からの仕事はなくなってしまいます。
そのため自由に使える時間が少ないサラリーマンが、副業ミュージシャンをやるのは現実的ではないです。
さらに、音楽を副業として行う場合のほとんどが仕事が不定期でしかないため収入が安定しないという面もあります。
サラリーマンが副業をするのであれば、時間拘束があまりなく収入がある程度安定しているものを選ぶと良いでしょう。